沈師正「絡緯飲露」と「葦草蜂蝶」

1930年頃、朝鮮では金鉱脈を見つけようと躍起になり、鉱脈を掘り当てて大金持ちになった者が数多く表れた。金鉱業に没頭した中には、著名な知識人や学者や社会主義運動家まで幅広く、数多くの有名人などがいた。

このブームにあやかり、一攫千金を夢見て黄金探しに躍起になった者たちは、家にある絵画や骨董を持ち込んでは、金銀鉱脈を掘り当てるための資金を調達し、山に投資したのである。

沈師正「絡緯飲露」19.0×16.6㎝

沈師正のこの絵画も、金銀鉱脈の山を買うために持ち込まれた、草虫図14点を画帖にした『玄斎帖』に描かれた絵画である。赤い実が鈴なりのサンシュユの下でその雫を飲む馬追虫。スイーッチョと鳴くキリギリスの声まで聞こえてきそうだ。

沈師正「葦草蜂蝶」22.0×16.1㎝

牡丹の花の上を旋回しているアゲハ蝶などは英祖時代の草虫図としては傑作品ばかりである。

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1 COMMENT

パトロンは居なかったの?💦

いつの時代も、その一攫千金に夢を託す人はいるんでしょうね~😆
しかし、動機はどうあれ、絵画の作品は素晴らしい~😊 観てみたいな~
ヨーロッパの有名な画家たちも、生活費のために絵を売っていましたもんね~👀

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