春のうららかさを感じよう

新聞集金業務④ーとある高齢女性

一戸建に独りで暮らす高齢女性宅への集金です。庭から続く玄関のドアにたどり着く前に決まって飼い犬が吠えるのでピンポ〜ンを鳴らしたとがない。夏の暑い時は冷たい飲み物を出してくれたり、冬の寒い時は暖かい缶コーヒーをくださる気持ちの優しい方だ。

8年前に担当した当初は何の問題もなかったのだが、ここ数年は認知症状が進み集金が不可能となり、別居している娘さんへの集金に変更した。元気な頃を知っている私にとっては本当にショックであった。1年近くは購読を続けていたが、結局は施設に入ることになり停止せざるを得なかった。

新聞を読む家庭は高齢者が多いので、施設への入居や病気などで亡くなる購読者も少なくない。ちょっと悲しい話だがこれも現実。私にも年老いた両親がいるので頻繁に連絡するように心がけている。

2 COMMENTS

夕刊太郎

新聞集金業お疲れ様です。
どんな仕事も視点を変えれば色んなものが見えてくるんだね。特に集金業などをされてると街が見え、そこに住む人たちが見え…。
お体に気をつけて頑張って👍

独り言

月に一回とは言え、時に会う人の人生の目撃者になるんですね。新聞を購読する家庭は年々減少してるって勧誘員が愚痴ってました。新聞に関連した業務も絶滅危惧種になっちゃうのかぁ、と独り言。

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