私は新聞の集金員をしている。新聞の集金期間は毎月25日から翌月5日の約10日間にかけて行う。どの新聞販売店も共通です。
インターネットの普及と共に購読者の数もかなり減った。現在は共働きや高齢者でも就職している世帯が多いので、振込みが4割から5割ほどを占め、集金件数も減少の一途をたどっている。
訪問時間は通常10時から20時の間とし、購読者からの日時指定がない限り担当区域を自由にルートを決めて訪問する。釣り銭の用意、領収証、配布物の確認などを事前に済ませて、回るルートを予め決めておくとスムーズに行く。
集金者に過度なノルマはないが、購読者の減少が著しく、他紙との競争もあって契約更新時はなるべく繋げるよう努めなくてはならない。日頃から新聞配達兼業の区域担当者とは情報を共有し、購読者の獲得を目指して日々奮闘する。集金をこなすだけでなく、購読者の声を聞いたりクレームにも対応する。時代背景や地域性なども把握できるので、地味な仕事ではあるが、やり甲斐も感じる。数年間同じ区域を担当すると、お客様の在宅時間なども分かってくるので案外スムーズにこなせる。
お客様のほうも同じ集金担当者だと安心するようだ。高齢者も多く毎月元気な姿を確認できたり、たわいない会話をする大切なコミュニティの役割を果たしていると思う。また訪ねる回数が増えると、人々の個性や生活が垣間見えてなかなか楽しい。穏やかな人、いつも不機嫌な人、馴れなれしくデートに誘う人、当たり前なことだが街にはいろんな人が居るんだな〜と思いながら日々新聞の集金に駆け回る姿を記そうと思う。
(続く)
適度な運動にもなるし、いい仕事してますねー。色々と苦労もあると思いますが頑張って👍応援してますよー。人間観察面白そう。
遠い昔、私にもその経験があります。自転車で色んなお宅を回った記憶を重ねながら楽しく読ませて頂きました。今は高齢者の安否確認にもなってるんですね。ピンポ〜ン♫