今日は旧奥多摩街道の諏訪神社からスタートします。ここ昭島市は東京都の西側に位置し、武蔵野台地が多摩丘陵と接する付近にあります。北は玉川上水、南には多摩川が流れていて、昔から水に恵まれている地域です。
まず到着したのは多摩川の土手。ここは八高線の陸橋が多摩川に掛かっている所で「くじら公園」と呼ばれています。
昔くじらの化石が出土したとのことで公園の名前も「くじら公園」と命名されました。1945年には脱線事故があり100名ほどの犠牲者も出ました。夜の心霊スポットとしても有名な所ですよ。
旧奥多摩街道を拝島方向に向かって歩きます。途中の拝島大師には寄らず、目指すは龍津寺(りゅうしんじ)というお寺です。昔からお寺がある場所は地盤がしっかりしており、風水的にも非常に立地が良い所に建っていると言われています。お墓は気になりますが現代でもお寺の近くに家を建てた方が良いとされていますね。
今日の目的はお寺ではなく「水」です。龍津寺の場所も立川段丘と呼ばれる河岸段丘の突端に鎮座していますが、目指すはお寺のその真下です。段丘の意先端は地層がむき出しになっており、その地層の割れ目からは地下水がこんこんと湧き出ています。その量たるや結構な水量でした。
知らない人が結構いると思いますが、昭島市は東京では唯一水道水を100%地下水から賄っている大変貴重な市なんです。東京都の水道水は都内に流れる利根川水系と多摩川水系、そして地下水に求めています。なので私たちが飲んでいる貴重な水は基本的に川の水を濾過した水と地下水をブレンドした水を飲んでいるんです。
昭島市は市内に蓄積された豊富な地下水を150~250mの深井戸から汲み上げて水道水にしているので、水質も非常に良好で、冬は暖かく夏は冷たく、とてもおいしい水と言われています。また水道料金もほかの市と比べても安いんです。
そしてこの地下水だけを100%水源とする水道は今や東京都内では昭島市だけとなりました。ほかの市は昭島市を除いて東京都の水道事業に統合されてしまいましたが、昭島市は市独自で水道事業を展開しています。昭島の水は今でもここで働く昭島市の職員たちの弛まない努力によって守られているんですね。
仕事の合間に寄り道したので来た道に戻ります。諏訪神社周辺の信号を何気に見ると、ここの住所は昭島市宮沢町でした。そういえば宮沢という地名も「お宮様がいる沢」という意味で昔から呼ばれていたとのことです。ここも水と深い関係があるんですね。
昭島のお水は本当に美味しいですよ。
こどもが都内の実家で水を飲んだ時に、「このお水美味しくないね」って言ったのを思い出しました。
多摩地区。名所、史跡、緑やお水まで❗
たくさんあるんですね。
私が知っているのは、
秋川渓谷、サマーランド、ビール工場と競馬場(行ったことはない笑)、昭和記念公園、朝銀調布、動物園、あ、高尾山。
もしかして多摩地区って23区より広いんではないかな~なんて思いました。
埼玉、千葉。頑張って⤴️🤣
龍津寺🚶湧水、川💦のせせらぎが聞こえて来そう❕癒される散歩した気分✌