ありそうでない、ないようでありそうな物語である。主人公はアラサーの韓国人女性パク・チヨン。チヨンは韓国で生まれ育ち、ソウル大を経て現在は駐日韓国大使館で働いている。容姿は本人曰く「私、脱いだら凄いんです」系で、これまた本人申告でしかないが竹下玲奈似だ。職種は大きな声じゃ言えないが情報部門。主に朝鮮総聯系在日同胞の動向分析が専門だ。
……
チヨンはエリートなのは間違いないが、彼女の日々の業務ときたら退屈極まりないモノだった。社会人デビューが情報関係と知った時は嬉しくて泣きそうな程だった。007やソルト、スパイゲームやジェイソン・ボーンシリーズを想像してワクワクした。
しかし現実の仕事は、朝鮮総聯が発行している新聞や雑誌、時に裏ルートで回ってくる学習資料をひたすら読み、その中で気になった事柄を報告書にまとめ、週末に上司に提出するということの繰り返し。人的接触や工作任務とは全く無縁なのだ。
大使館勤務になって5年の月日が流れても日課は変わらない。アフターを楽しむ趣味は特になく、韓国食堂やカラオケにたまに行く程度。
(정보요원인데 내 일과가 이게 뭐냐?)
その日もチヨンは何事もない一日を終え寝床につく。夢に現れたのはオカマのイッコーさんで「どんだけ〜」を繰り返していた…
続く
なになに??なんか面白そうな匂い‼️(笑)私は鼻が利くからきっと絶対にこの物語にはまりそう(^.^)もうすでに次回が楽しみで我慢できない。笑笑
おい、おい、おい、こんどの小説はスパイもんかい。通勤電車の中での楽しみがまた増えましたな。どれどれ、お手並み拝見と行きますか。ガンバレ作家さん!誰だかわかんないけど。