最近鏡を見ていますか? 「鏡を見るとがっかりする」というあなた、気持ちは十分に分かります。鏡は正直ですもの。シワやたるみ、ほうれい線が目立って、シャープだったあごはいつのまにか二重あごに… もう「この年寄り誰?」って感じ。でも、できれば毎日鏡を見て欲しいんです。すると、あら不思議、鏡に映る自分が愛おしく見えてきますよ。
鏡は自分を客観的に見られる一番の道具。だから“自分が思っている自分の姿”と“鏡に映る自分の姿”にどうしてもギャップが出ちゃう。毎日鏡を見てこのギャップを認めることで次のステップに進めるんです。
ある研究で、毎日一定時間鏡を見ると気分が若返って印象が良くなるという結果が出たそうです。鏡を見る時って、鏡の中の自分に対して笑顔やキメ顔を作ったりしますよね。鏡を見れば見るほど他人の前でも自然に笑顔になれるそうなんです。
鏡はシワやたるみも隠さず見えてしまうけど、自分の長所やチャームポイントもしっかり見せてくれるでしょ。だから、鏡を見る時は欠点でなくてチャームポイントを見ること。それで気持ちも明るく保てるんですよ。でも、鏡に向かって話すのは「鏡現象」という認知症の一種だから気をつけて。
毎日鏡を見ると顔や体の異変にも気が付きやすい。眼瞼下垂や麻痺なんかにも気づきやすいんです。独りで食事をとる時も、自分を鏡に映しながら食べたほうがおいしく感じるそうですよ。女性だけでなく男性も今日からさっそく毎日の鏡生活を始めましょ。