若く楽しく美しく(98)ー桃はまるごと！

旬を迎えた桃。今年は全国的に不作で少しお高いそう。でも、皮がツルっと剥ける水分たっぷりの桃はたまりません。桃は甘くておいしいだけでなく、体にとっても優しい果物なんです。

桃には栄養素がたっぷりあって、整腸作用やむくみの防止、貧血や疲労回復にもってこい。それにフルーツには珍しく、体を温める作用があるので、冷え性にもいいんです。でもね、今日お知らせしたいのは桃の身ではなく、それ以外の桃のお話。

皆さん、桃は皮をむいて食べますか？
それはそれは、もったいない。桃農家の人たちは「桃は皮ごと食べる」のだそう。桃の皮にも栄養がたっぷりあって、ダイエットや老化防止作用、腸を整えてくれるんです。あと、喫煙家はニコチンを軽減してくれる作用もあるそうですよ。桃は皮ごと食べるべし。

ただ桃には産毛があって、中にはアレルギーを起こしちゃう人もいるのだとか。新鮮な桃ほど産毛が多いといいますから、キレイに洗ってふきんやキッチンペーパーで優しくふき取ってね。

桃の葉や種も実は栄養が豊富。桃の葉はお肌のトラブルを効き、皮下脂肪を分解する作用があります。桃の種は女性ホルモンを助ける薬として、漢方薬に使うほどの効能があるんです。種を割ると中に核があるのだけど、それが肩こりや頭痛、高血圧とか婦人病に効くんですって。

桃は人によって硬い桃が好きだったり、熟した桃が好きだったりするけど、要はおいしければいいんですよね。おいしく食べるには基本的に常温で保存し、食べる２〜３時間前に冷蔵庫に入れると甘味が増すと、農家さんが教えてくれました。