中央高速を甲府方面に進むと正面に南アルプスが表われます。甲府の市街地を過ぎると南アルプスを避けるように右側に緩やかにカーブし、南アルプスが正面から左側に移ります。
やがて正面に八ヶ岳、そして右手に茅ヶ岳(かやがたけ)が表われます。別名「ニセ八ヶ岳」とも呼ばれてる茅ヶ岳。中央道韮崎ICを降り昇仙峡ラインへ。深田記念公園駐車場に車を止めてスタートです。歩行時間は4時間30分ほど。歩行時間は長いけどむずかしい山ではないので、ハイキング気分でゆっくり登りました。
快晴であれば富士山がよく見え、山頂では360度のパノラマのハズでしたが、今日は視界が悪いです。
この山は「日本百名山」の著者である小説家・深田久弥さんの終焉の地でもあり、山頂の少し手前には石碑もあります。山頂まであと10分ほどの距離を残して、脳卒中のために倒れ、ここで息を引き取りました。
深田さんが選定した「日本百名山」。関東びいきだとか、選定が偏ってるとの意見もあり、近年はいろんな百名山が増えてきましたね。新日本百名山や日本百低山、シニア百名山、お花の百名山などなど…。
でも深田さんの「日本百名山」で登山ブームが巻き起こったこともまた歴史の事実です。そんなどうでもいいことを考えながら歩くのも登山の楽しさかな。
下り電車が甲府駅を過ぎると右側の車窓から見えるニセ八ヶ岳こと茅ヶ岳。通る度に気になっていました。そんなニセ八ヶ岳。いつか登ってみよう、ということで2004年6月5日に登りました。コースは多分投稿者さんと同じであろう深田記念公園駐車場からの女岩コースで茅ヶ岳、金ヶ岳往復です。女岩は崩落の危険で黄色いテープで立ち入り禁止となっていました。6月は緑の低灌木や木々が多く登山途中眺望が良くなく、写真はありましたがあまり記憶に残っていません。飛んでいる虫が多かった記憶があります。