「歴史は繰り返すのか?」という問いが繰り返しなされます。答えは否です。繰り返すことはありません。しかし、歴史は現在、そして未来を考察する上で、極めて貴重なテキストとなります。
今日の世界的最重要関心事に米中の対立があります。歴史をテキストに考察してみましょう。まず、トランプ政権が中国に対して課した一連の課税法案(対中包囲網)は、ナポレオンが欧州を席巻した後に英国に対して課した「大陸封鎖令」に酷似しています。歴史は、過去の出来事ですから結果は解っています。
当時、英国は産業革命を経ており、安価で優れた製品を作る能力が有りました。他方、欧州各国は英国に原材料を売り、英国の安価で優れた製品を買うという構造が成り立っていました。結局「大陸封鎖令」は失敗に終わりました。
今日、中国は膨大な生産ラインを有し、安価で優れた製品を作り、欧州各国は安価で優れた製品を買うという構造が成り立っています。すると、対中包囲網の効果?は、応用問題を解くより答えは簡単そうです。
では、米中の対立はどのようになるのか? この問題は19世紀に英露間で100年の長きに渡り戦わされた「グレートゲーム」(歴史用語です)が参考になります。
まず覇権争いですから、今後数十年続くことになります。私達が生きてる間には結果は出ないかも知れません。しかし「グレートゲーム」は、歴史ですから結果は解っています。
まず一方の当時国である英国は、新たな新興超大国の出現(米国)によって覇権争いの当時者能力を失いました。他方のロシアは、ご存知のようにロシア革命によって国家自体が消滅してしまいます。では、米中の対立は?
歴史は極めて示唆的ですね。
へぇ~
じゃ、繰り返すんですか??? バッカだねぇ~💦😢
「その時歴史は動いた~」となれば良いですね~ 良い方向で~😜
「大陸封鎖令」や「グレートゲーム」…。聞いたこともない単語がどんどん出てきますね。歴史のお勉強しないとね♪ でも、もうちょっと優しくお願いしま~す☺
現在の激変してしまった⁉️コロナ禍の世界。3年前(18′.1月放送)のNHK特番『欲望の経済史』を久しぶりに見てみたくなりました。第一回のテーマは『利子』についてです。
17’ハンブルグで開催されたG20。グローバル化した世界経済の成長維持が議題。豊かさを巡る議論。しかし会場の外では反グローバル化を訴えるデモが…。資本主義の在り方、格差拡大に不満を爆発させる人々の姿が映し出されています。(転換期⁉️)
世界で最も豊かな8人の資産が、世界人口74億人の約半数34億人の資産とほぼ同じ❗️歪な富の偏り。これは酷い。革命が起きかねないです。
カール・マルクスの言葉が引用。
歴史は繰り返す。
一度目は悲劇として
二度目は喜劇として
利潤が新たな利潤を生む資本主義❗️
資本主義のエンジは利子。
昔、イタリアのメディチ家がそれまで非合法であった利子を合法化させた辺りから始まった❓欲望の資本主義経済。現在、行き場を失ったマネーが求める次なるターゲットとは?
この3年間で世界は、どう変わってしまったのか❓この番組をもう一度じっくり観てみようと思います。(^^)
No.2『グローバリズムと国家』
ケインズ研究の第一人者で著名な政治経済学者が貿易の今を語る。自由貿易は正しいという主張が今の経済学では有力です。しかし🇺🇸トランプ(TTP離脱)や🇬🇧のEU離脱、欧州で台頭する保守勢力等の抵抗もはじまっている。先進国では雇用喪失、資本の国外流出、産業空洞化で強い喪失感を抱く人々が増えています。反対に、中国🇨🇳は輸出市場を獲得し自由貿易によって一人勝ち状態❗️悪いのは自由貿易そのものでは無く、グローバル市場を誰にもコントロールできない事が問題なのです。と…。
国家とグローバル化の葛藤の歴史は400年前から始まっていた。17世紀新たな富を求めて新天地を目指した欧州列強の争奪戦❗️欲望の大航海時代です‼️
この時代に世界初のグローバル企業『東インド会社』が設立。(創業1600年)香辛料貿易独占❗️半民半官の貿易商社です。🇬🇧植民地統治や徴税まで行う、いわば国の出先機関である。
インド、中国、豪州、アフリカ、米国等世界中で貿易を行う。7つの海を全て支配し、世界を繋げた。世界中で英語を話すのはこの為。(共通言語)この会社は今尚健在です。
【書籍:世界を変えた50の会社 東インド会社〜Googleまで。】
※太古の昔から、世界の覇権争いは全て、何かしらかの“富の争奪“が目的だといえます。勝った方が総取りし、独占する⁉️この構図は多分無くなりませんね。滅茶苦茶美味しい話ですからね。🇺🇸の次は🇨🇳でしょう。(笑)
おしまい。長文🙇♂️💦