今回もお勉強の時間ということで、ツボのお話をしたいと思います。
ツボとは?
漢方では、身体の機能の調和を保つために必要なエネルギーを「気」と「血」(けつ)と呼んでいます。その気と血が身体を流れる道を「経絡」(けいらく)と言います。経絡は、主なものが12本あり、ほかに身体の前後の中央に流れる経絡を合わせると14本になります。経絡はそれぞれが身体の内側とくまなく密接につながっています。
漢方では身体の病気や不調は、この経絡に流れている気と血が滞るために起こると考えます。ツボはこの経絡の途中に点々とあって、身体にあるツボは主なものだけでも約360個あります。それぞれの臓器の反応が現れる重要な場所なのです。症状によってツボを上手に選んで刺激すれば、気と血の流れが良くなり、急激に現れる身体の不調や、現代人に多いストレスによる身体の不調などに効果を発揮します。もちろん、認知症の症状が緩和することに期待できます。
身体に症状が現れたときには、必ず身体のどこかのツボに反応が表れているものです。知らず知らずに手がそこに行き、もみほぐしていることもあります。頭痛や目の疲れに、目じりの外側のこめかみをもみほぐしたり、梅肉を貼り付けるなどの療法は典型的な例です。このような先人の知恵を経験的にまとめたものが、この「認知症のツボ療法」にあげたツボです。
ツボの見つけ方
出来るだけブログでツボの位置を説明し、イラストを利用しだいたいの位置を示してわかりやすくしてあります。しかし、そのツボの場所に穴があいていたり、印が付いているわけではありませんから、見つけ方にはちょっとしたテクニックが必要です。ツボは針先ぐらいの穴で、少しずれると害があるのではないかと心配している人がいますが、実際は指先ほどの大きさはあると思ってください。場所によっては、10円硬貨ほどの大きなツボもあります。
ツボがずれると、効果が少ないことはあっても、害はまったくありません。ツボも生き物で、日によって、症状によって、また体質によって、ずれている場合がありますし、ツボの位置には個人差もあり、少しずつ違いがあります。
ツボは、関節のヘリや骨のヘリ、筋肉のつけ根や境目、皮膚のシワの間などに多くあります。ツボには次のような特徴があります。
ツボは周囲と比べて、
・硬くグリグリしている
・押すとズシンとひびき、患部にまでひびくこともある
・押すととても気持ちが良い
・温度が周囲より冷たいか温かい
・皮膚が周囲よりザラザラしている
このような場所がツボなのです。
ツボの寸法のとり方
ツボの位置をさがすときに出てくる「〇寸」とは、その人の体にとっての寸法です。同じ1寸でも、体の大きい人は長めになり、体の小さい人は短めになります。
ツボの寸法のとり方、勉強になります。忘れないうちに覚えておこうっと💦
要チェック さん
ツボの探し方に少しテクニックがあるんです。つまり、2メートル近い大柄の人と、150センチの小柄な人が、〇〇センチで探すと、必ずずれが出てしまいます。なので上記の方法が目安になります。
でも、あまり神経質にならないで、大体の場所の周辺をぐりぐりして、「気持ち良い」場所があれば、そこが「効くツボ」ですよ~👍
主なツボが360個??
覚えられるかしら…。
不安~ さん
治療家を目指すなら~ 全部覚えてください~👏
でも、自分の療法だけするなら、せいぜい20個ほど~👌
我々プロの治療家でも、70~80個くらいのツボを応用して日々臨床をしてます。
もちろん、国家試験の前は、すべて完璧に覚えてましたが…🤦♂️
ツボの特徴はじめて知りました。グリグリ?ザラザラ?ズシン?これだけヒントがあれば出来そうだね。✊
はじめの一歩 さん
そう~ できるはず~👍 必ず、できます~👍
頑張りましょう🙌
分からないことがあれば、何でも質問してくださいね~😘