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【国宝】訓民正音解例本

「訓民正音解例本」は、訓民正音の発音規則を説明し、ハングルの文字と音の対応を示した書物だ。この解例本は、ハングルを使って韓国語を正確に表現するための指南書として利用された。

訓民正音解例本

最も有名な訓民正音解例本は、『訓民正音解』という書物。この書物は1446年に世宗大王の命令で編纂され、朝鮮王朝時代に広く使用された。『訓民正音解』は、ハングルの文字と音の対応を詳細に解説し、韓国語の発音ルールや文法についても説明している。また、実際の韓国語の例文も多数掲載されており、学習者が正確な発音と表現を学ぶのに役だった。

この解例本の発見によって、韓国語の正確な発音と表現を習得するための基礎が築かれ、ハングルの普及が進んだのだ。

世宗実録(1446年9月29日の条)にはこのような記述がある。

世宗実録(1446年9月29日)

癸亥年冬に王が正音28字を初めて作り、その例義を挙げ、その名を「訓民正音」とした。物の形から作った文字は古篆を真似、音は七調に合わせて三極の意味と二気の精妙さが完璧に包括されたもので、28文字の組み合わせでこれ以上なく、簡略でありながら内容があり、詳細でありながらわかりやすい。そのため、知恵のある人なら午前中に理解し、愚かな者であっても10日以内で学ぶことができる。これでもって文章解釈に当たればその意味がわかり、訟事(揉め事など)の内容をよく聞けばその内容が把握できる。字韻は清濁を分別でき、楽歌は律呂が和合可能で、何の不十分もないのでどこに行っても通じないところがなく、風の音や鶴の鳴き声、鳥の聴りや犬の鳴き声すら表現できる。ようやく解釈を詳やかにし、多くの人に理解させるように命じられ、集賢殿応教(教授)の崔恒、副校理の林彰年や申叔舟、修撰の成三問、敦寧府注簿の姜希顔、行集賢殿副修撰の李塏、李善老らが解説と凡例を作成、その概略を述べているので、これによって教える人がいなくても自ら悟られるようになるだろう。

世宗実録1446年9月29日

訓民正音とは、「おしえるしい」という意味である。李氏朝鮮時代は清の従属下にあり、漢字が重視される一方、ハングルは書簡や詩歌での使用に限られ、公文書に採用されることはなかった。燕山君の時期にはハングル使用者への弾圧も行われた。

訓民正音解例復刊本と解説書

訓民正音解例本は、ハングルの普及と韓国語の発展に大きな役割を果たした重要な文献だ。これらの書物は、韓国の言語教育や研究において今でも重要な参考資料として活用されている。

2 COMMENTS

マルモイ

「マルモイ」韓国の映画おもしろかったです。近代歴史の話しですが、朝鮮語を守ろうと奔走する人々の話しです。

だいぶ忘れちゃったもん💦

何度も、いつでも、どこでも言うけど~ 訓民正音作った人は天才だよね😍
ひらがなやカタカナを作った人も、いいアイデアだけど、訓民正音には勝てないよね~
もう一度勉強しなおそうっと、 ア ヤ オ よ👄

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