ローカルなネタである。三歳年上の大阪朝高出身の先輩から伝え聞いた話を紹介する。
時は1975年朝鮮大学校入学試験の日。入試のため大阪朝高からも男女100人程が一泊二日の日程で来ていた。彼らは初日の試験を終え、夕方近隣の旅館に泊まるため、朝大を出て最寄りの駅にいた。
すると反対側のホームに4人、ツッパリ風情の中学生がこちらを見ていた。凄い眼力だった。
東京のツッパリ中坊が モノ珍しい彼らは、妙に可笑しくて見入ってしまった。「アイツらガキのクセに気合入っとるやん。」「メッチャオモロイがな。」と囁きあっていた。
その中学生らは何と突然大声を出しながら階段を駆け上り、大阪朝高生がいるホームにやってきた。彼らは「テメェら何処のモンだ。 ナメてんじゃねえぞ!」と怒鳴りながら、何となんと 男子だけで50人位もいる大阪朝高生に挑んできた。
あれ、中学生の学ランの校章がサンペン!?「コイツらウリ中学生やで。」「ホンマ、ちっこいのに凄い根性や。」ニヤニヤ、コソコソと話しながら、わざと中学生には何も言わず少しずつ引いて行った。
朝中生は目の前の集団が大阪朝高生とはまだ気づかない、「やってやるよ。コノヤローかかって来い!」と言いながら近づいて来る。
その時、事の次第を理解した引率の教員が朝中生の前に立ちはだかり、彼らにこう告げた。「トンムドゥル ウリハッセンイジ。分かったから帰りなさい。」先生が何を分かったのか不明だが、朝中生は仰天しながら「アッ、イェ。」と答えると首をかしげて離れて行った。
「アイツら凄いわ。せやから高校生が何人いようと普通に向かってくるんやね。さすが東京やな。「場所からすると三多摩第一ちゃうの?」と旅館に着いてもその話題で盛り上がったそうだ。
その後、もちろん朝大で同級生になった東京朝高出身者にその話をして爆笑したらしい……
その朝中生も、その年に朝高に入学した28期同期生だ。
この話の推薦曲 シスター スレッジの 〈ウィー アー ファミリー〉 (続く)
三多摩1の誰だろう〜😎
アイツかな?いやっ、アイツかも〜
出来たら、自己申告して欲しいなぁ〜👀
この話しは同窓会ブログでも紹介?されてましたよね。
大阪では「東京の朝中生」として語り草になっているんでしょうね~🤭