春のうららかさを感じよう

【思い出】本当にあった怖い話-16

抜粋三回目。

…朝高生の喧嘩は図抜けていたが、それだけでなく彼らはお洒落だった。

髪型は毎日床屋に行っているのかと思うくらいキメていて、手を触れたら切れそうなプレスの効いたボンタン。学ランの着こなしもまったくスキがないという感じで、ホックもビシッとはめている。靴もいつもピカピカだった。

そして、憧れたのは、朝高女子が着ていた民族衣装のチマチョゴリの制服版(というのだろうか)。朝高女子の場合、夏は上が白で下が黒。冬は上下とも黒。スケバンはもちろんスカートをロングにしていて、長い黒髪や後ろで一つに束ねたそのスタイルにカミソリで斬られてもいいから、お近づきになりたいと思ったものだ。もちろん、その勇気はなかったが…  (了)

以下は著者の挿絵説明。
<朝高の女生徒はカワイクて、制服のチマチョゴリ風のデザインも憧れのマトだった。スケバンはやはりスカートは長めである。カワイイからと迂闊に手を出そうものなら、男子朝高生にフクロ叩きにされるのは必至である。>

この話の推薦曲 オハイオ・プレイヤーズの〈ラヴ・ローラーコースター〉  (続く)

2 COMMENTS

刑事もいたのかな?スケバン

朝高に「スケバン」って定義あったのかな? 普通にかっこよかっただけじゃないの?
たしかにチョゴリを広げてスケバンのようにしゃがんでタンベ吸ってた人はいたと思うけど~👀💦 みんなカッコよかったよね~👀

まー、朝高女子にも色々いるけど。🤭

なんか、余り悪く言ってないですよね🤭てか、良く言ってますよね💕
良い人なんじゃない?この総長さん。🤣

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