【思い出】安房小湊の小料理屋

毎年夏になると、千葉の安房小湊に行き、海水浴を楽しんだ。　鴨川シーワールドではシャチやイルカのショーを観賞し、ペンギンには鏡を使って太陽の光を反射させ、ペンギンが光を追いかけて、首を左右に振らせるイタズラをして飼育員にこっびどく怒られた。

シャチのショーではジャンプする水しぶきを全身に浴びて盛り上がり、毎年の夏の恒例になっていた。こうして一日中楽しんだ後、夕方には地元の小料理屋で、おいしい地魚や地酒をたしなむのが、楽しみになっていた頃の話です。

地元でなじみの小料理屋も見つけて、大将と奥さんとも仲良しになって、美味しい刺身やお酒を教えていただいていたり、東京から手土産を持って行ったり、頻繁に通わせていただいた。

その頃、奥さんは「韓流」にどハマりしていて、「チャンドンゴン」の大ファン。「アナタガ　チュキダカラ～💕」といつも盛り上がっていた。

もちろん豊富で新鮮な魚が上がるので、刺身はもちろん、「なめろう」「さんが焼き」「アワビの踊り焼き」「サザエのつぼ焼き」など、都心とは全く違う新鮮な味を堪能できる🥰

地酒は「腰古井(こしごい)」の吟醸が美味しくて、魚にとても合う。

そんなある日、地元の常連さんとも仲良くなり、カウンターでしこたま腰古井を飲んで、ベロンベロンに酔っぱらったのでお会計すると、女将さんが「はいっ、二人で12700円で～す」💴

上機嫌で良い気持ちに酔った私は、財布から一万円札を一枚と、千円札を二枚出して「今日は美味しく頂いたので、釣りはいらねーよ💕」とかっこつけてお金を渡して席を立とうとすると、女将さんがお金を持ったまま呆然としている～💦　

すると、女将さんがおもむろに、まじまじと私の顔を見て「あの～〇〇さん～足らないんですが～」と😅　あっちゃ～　かっこつけたところが、めっちゃカッコ悪いじゃん～💦一気に酔いが覚めました～😅

「アナタ、カッコワルチュギ～ダカラ～」💦