同窓会の準備を始めよう

【スマホ小説】ボス 52

公演の後、オギとハヌルはオギ達の宿泊先のホテルのカフェで楽しく話していた。遠目でオギの友達が騒いでいるのが聞こえる。公演が終わりオギを迎えたハヌルを、めざといオギの友達が「金ハヌルじゃない?」と見つけたのだった。

ハヌルと親しげに話すオギを見た友達たちが、楽屋でオギを囲んで騒いでいる。「何で金ハヌルを知ってるの?」「どこで知ったの?」「どんな関係なの?」「いいな〜」と質問攻めだ。オギは「ちょっとした知り合いなの」とだけ話した。

「야 진짜 많이 컸다」とハヌルはオギを見ながら懐かしがった。「でもオンニ、1年しか経ってませんよ」「そうね、1年しかか、1年もなのかは、人によって違うけどね…」とハヌルはちょっと意味ありげな事を言った。

オギは何と言えばいいか言葉を探したが見つからなかった。(もしかしたらハヌルオンニ、まだアッパの事を?)と思ったからだ。ハヌルはフッと笑って「そう言えばホソン社長とスジン氏も元気?時々思い出すのよ、楽しかったな〜あの時は…」と言って笑った。

オギは(オンニ、アッパの事は聞かないのね。一番気になってる筈なのに…)オギは思い切って聞こうか迷っていた事を聞いた。「あの…オンニ?」と切り出した。

「何?」と笑顔で答えるハヌルの目を見て「アッパの事なんだけど…」と切り出した。一瞬ハヌルの目に哀しみが走ったのをオギは見逃さなかった。でもここで話を切る訳には行かない。

「もしかしてアッパの事を…恨んでますか?」と言った。ハヌルは瞬間、返す言葉を失った。まさかオギからボスとの間の話が出るとは思わなかったからだ。そして「ハハハ、オギや!진짜 많이 컸네.  이렇게 연애 이야기까지 하니깐 말이야 」と言うと急に真顔になった。

「そうね…恨んでると言うか…あの時は恨んだけどね…今は…忘れたわ」と言って寂しげに笑った。「でも、オギとはこう言う風に笑顔で話せたから…」と言うとコーヒーに口をつけた。オギは「これはスジンさんとアッパの話をたまたま聞いちゃったんですが…」と言うと少し躊躇った。

「何?なんの事?」とハヌルは聞いた。「内緒の話らしいので…でも今言わないとヌナはずっとアッパを恨んで…それは嫌だなと思うから…」ハヌルはピンと来た。(別れ話の件ね)ハヌルは微笑みながら「別れ話の?」と言うとオギは「はい」と小さな声で言った。

「あれはある人から頼まれて、ああ言う風に言ったらしいんですよ。オンニの為にって…」と言った。ハヌルは驚いた顔でオギの顔を見た。「えっ?」「…アッパの本当の気持ちじゃ…」とオギが言いかけると「それ、どう言う事?具体的に話して!」とハヌルは思わず大声で聞き直した。オギは静かに続けた。

「あの…アッパはオンニの事を…好き…だったみたいなんですが、あの時はオンニにとってとても大切な時で、今またスキャンダルが出たらオンニはもう再起できない。だから…」「身を引け…と?」ハヌルは聞いた。その声は震えている。オギは「はい…」と小さい声で答えた。

ハヌルの手は震えている。そっとオギはハヌルの顔を見てびっくりした。大きな瞳から大粒の涙を流していたからだ。(そうだったんだ…ボスオッパ…そうとも知らず。この1年間…)

ハヌルは涙が止まらなかった。「옥이야 고마워 …言ってくれなかったら一生ボスオッパの事恨んでたと思う」と言うとオギを優しく抱きしめた。

オギも涙ぐみながらもうひとつの話をした…

続く

1 COMMENT

愛情がほし~ィ💦

オギ~ 진짜 많이 컸네😍 
良い子に育ったね~ ボス👍
んで? ハヌルは焼け木杭には火が付いちゃった???😆そうなるよね~普通は👀
その気持ちをボスが自然に受け入れるかどうかだなぁ~😊
私なら~ エブリディ、エブリタイム~ ウェルカム~😂 かも~ん
んで? んで? それから????

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