春のうららかさを感じよう

健康食材のブロッコリーに注目だ

皆さんはご存知だろうか。私たちが食べているブロッコリーが、2026年度から「指定野菜」になる。 指定野菜とは、消費量が多く国民生活上の重要性が高い品目として位置付けられる制度で、現在日本では14品目の野菜が指定されている。

そこにブロッコリーが加わることになったわけだ。ブロッコリーがとても身近な野菜であることは誰も異論のないところだが、この30年でブロッコリーの消費量が2倍に増えているという。

そもそも歴史的にはブロッコリーはかなり新顔の野菜だという。原産地は地中海沿岸と考えられていて、イタリアで野菜として品種改良されてヨーロッパに広がり、さらにアメリカに渡ってそこで商業的に栽培が本格化したと言われている。

日本へは最初、明治の初めにカリフラワーと共に入ってきたが一般には普及せず、第2次世界対戦後、食の洋風化とともに注目され始めた。初めはカリフラワーの人気が上だったが、 1982年に日本商品標準成分表が改定され、緑黄色野菜であるブロッコリーの栄養価が評価されると、その消費量は一気に伸び、今はカリフラワーを大きく凌駕りょうがしている。

農林水産省の統計を見ると、今やカリフラワーに対してブロッコリーは約8倍の消費量となっている。 しかも世界のブロッコリーの種子の60%超を日本の種苗会社が販売しているという。

なぜこれほどまでに人気があるのか。それはすなわち「栄養価」だ。ビタミンではストレス軽減、疲労回復や美容効果が期待されるビタミンCが野菜の中でもトップ10に入るほど多い。 糖質や脂質の代謝に関与するビタミン B 1・ B 2 も、肉類やレバーなどには及ばないものの、野菜としては上位にくる。

抗酸化作用が強く、目の疲労回復や発がん抑制効果があると言われ、体内でビタミンAに変わるβーカロテンが、菜っ葉類や人参に続き豊富である。さらに造血に必要な葉酸や、カルシウム摂取に必要なビタミンKがカルシウムとともにバランスよく含まれているのだ。

こんな良いことずくめの野菜は食べなきゃダメだよね。 火を通すには茹でるのが一般的だが、ほかにも色々なやり方がある。サラダに使ったり、お弁当に入れたり。そのまま食べるなら強めの塩で茹でる方が美味しく仕上がる。

時間がない人は電子レンジでチンすれば、すぐ蒸し茹でになる。またブロッコリーの太い茎は、外側の硬い皮を剥けば中は柔らかく、漬物にもなるしそのまま料理にも使える。

栄養たっぷりなブロッコリーは、新鮮なうちに調理したいところだが、保存する場合は野菜室ではなくチルドルームが最適だという。ブロッコリーは0度が最適だからだ。アメリカから入ってくるブロッコリーの配送にも、氷結輸送が使われている。

これはブロッコリーを、砕いた氷詰めにして運ぶ方法で、乾燥を防ぎつつ新鮮さを保つことができる。湿度を保つようにポリ袋などに入れ、チルドルームに入れれば、1週間程度は新鮮さを保つことができる。

今やスーパーには大きな株のブロッコリーがたくさん置いてある。美味しい時期にたっぷり食べたい。

5 COMMENTS

ステーキ食べる時にトッピングする👍

ブロッコリーもカリフラワーも大好き💓
そのままマヨネーズを付けて、ぼりぼり食べちゃう👀
栄養価が高いって言うのは知ってたけど、指定ねぇ~
日本は栽培できないの?輸入ものとは知らなかった💦

チルド保存もあるんだ

ブロッコリー🥦をチルド保存するとはしりませんでした。
私は茹でて冷凍保存してました。
その方が調理するの簡単だし。

🐛

食べるのは大好き🥦
なんだけど、1度ケムンパスを見てから1年くらい食べられなかった😭
洗うときにめっちゃ緊張します😢

虫がいるのは無農薬の証拠

「ケムンパス」とは懐かしい名前ですね。
確か「もーれつア太郎」でしたっけ!

蝉しぐれ

アグリフェスタで東京の農家の品評会でブロッコリー🥦もカリフラワー🦟も出品されてましたよ。
多摩1、多摩2の辺りで栽培されてると思います。

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