介護のジカンー姑編⑯

姑が入院した。毎日のように通う施設で転んで肩の骨を砕いてしまったのだ。普通ならケガをするような転倒ではないが、高齢なので骨がもろくなっていた。さいわい発見も早く、救急車で運ばれたので大ごとには至らなかった。ただ、1か月間入院しなければならず、昼間の看病は家族に託された。

看護をどうするか。再び兄弟会議が開かれ、嫁さんたちが交代で看病することとなった。でも私は分かっている。結局は私が1人で看病するんだよね。だって、祭祀の時もほかの時も、みんな仕事や子供を口実に手伝いに来ないんだもん。私が祭祀を引き継いでからは、面倒くさいので嫁たちも始まる時間に来させている。

リリリーン リリリーン 電話が鳴った。二男の嫁からである
私:もしもし
二男の嫁:お姉さんですか? すみませんが、仕事が忙しくて看病できそうにありません
私:そうだよね。しかたないよ。たまにお見舞いに来てハンメに孫たち見せてあげて
二男の嫁:本当にすみません
ガチャン

しばらくしてまた電話が。今度は三男の嫁である。
私:もしもし
三男の嫁:オンニ、ハンメどう?
私:ずっと寝てるけど、食欲はあるから多分大丈夫
三男の嫁:大変ですね(ん?なんか他人事だな)
私:で、いつ来られる?
三男の嫁:実は今、実家の父が病気なので週に1日ぐらいしか通えないんですけど…
私:無理しない程度でいいよ~
三男の嫁:すみません
ガチャン

思ったとおりの展開。でも、もう開き直っているから大丈夫。これが長男の嫁の定めというものなのね。でも、私も仕事を調節しないと。最近は忙しいから困られるだろうなぁ… 実は私は非常勤で会社に復帰したばかりである。