【思い出】鯛つり船の釣り座

今日は「鯛つり」にはまり始めた頃の話だ。 鯛つりは１枚釣れればラッキーな釣りで、３枚４枚なんか釣れれば、それこそお祭り騒ぎだ🎣

初心者の頃は０匹なんかしょっちゅうで、７週連続０匹で船長に泣き泣き相談したら、「オレの船では１４週連続ボーズが記録で、７週なんてちょろい～ちょろい～」と切ないアドバイス😅

俺はどうしても釣りたくて、よく釣っている常連さんの技を盗むのに必死になっていた😉　道具も奮発して常連さんと同じものを買い、釣り方も真似をして、なるべく隣の席に座って横目で技を盗む🙄

そこで次第に秘訣が分かって来る。その一つに「釣り座」がある。つまり船のどの位置で釣りをすれば、釣果があがるかが分かったのだ。

説明すると船の船首を「ミヨシ」と言い、船尾を「トモ」と言う。そして、東京湾にも満潮干潮(アゲとサゲと言う)がある。さらに当日の風向きもある。

例えば干潮になる時は、陸側から太平洋側に潮が流れる。そして風が北風で陸側から太平洋側に向けて吹いていると、船を安定させるために船首を風向きに向ける。

すると、船首の方から船尾の方へ潮が流れることになる。船にはソナー(魚群探知機)が装備されていて、群れの真上にポイントを取ってくれるが、その潮の向きによって、魚の群れも、釣り人が撒いているコマセ(えさ)もゆっくりと後ろ側に流れることになるのだ。

したがって船尾の釣り座に座った人は、真下に群れが居るのでポツポツと簡単に釣れる。でも船首に座った人は、群れがいない場所で釣りをすることになり、当然釣りずらいのだ😵　なのでこの「釣り座」を取るために、前日から場所取りをしたり、それこそ、駅から船宿まで走って来る釣り人もいるくらいだ😎

せっかく早朝から起きて、大金を払って、一日をつぶして釣りをするので、みな必死なのです。しかし潮は読めても風向きがまた曲者で、昼過ぎからまったく風向きが変わってしまうこともある。

ある日は良い場所が取れなかったので、まぁ～午後から潮向き(干潮から満潮に変わる！)がこちらに来るだろうから、午後からの勝負だ！と気合を入れなおそうと待っていると、いきなり風向きが変わって北風から南風に変わってしまい、船がゆっくりと転回し始める～😟

あれれ～っ😮　結局まるまる一日不利な「釣り座」になってしまい、案の定、後ろのトモの人は７～8枚釣って、前のミヨシに座った私は、かろうじて１枚🥺

ほかにもいろいろと秘訣はありますが、この「釣り座」はとても大切な要素なんです～😭

その涙ぐましい努力を少し分かってもらえましたか？😩　よ～し、来週は良い「釣り座」を狙って、二日前から泊まり込んじゃおうかなぁ～😠

体力、もちましぇん～💦😹💨　あれれ～

2022年2月15日 【投稿】東京湾で「フグ釣り〜🐡🎣」