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【書籍】関東大震災 文豪たちの証言

今年は1923年9月1日の関東大震災から100年という事で、書店には関係図書がたくさん並んでいる。関東大震災は流言飛語が飛び交い、人心が騒乱の渦に巻き込まれた見本市でもある。震災の規模や地割れや火災の実態とは別に、大災害が人の心に起こした混乱の渦と、それがどう消化されたかを知る意義は大きいと思う。

100年前の震災直後、雑誌を中心に多くの作家が手記や証言を残した。当時のジャーナリズムの最前線に立った文豪たちの記録は、私たちに何を語りかけるのか、ちょっと興味津々だ。

芥川龍之介、菊池寛、谷崎潤一郎、泉鏡花、萩原朔太郎、野上彌生子、平塚らいてう、竹久夢二…らの作家・文化人・著名人による文章は、関東大震災のさまざまな局面が映し出される。すぐれた筆致と眼差しが描く関東大震災のリアルさが伝わってくるようだ。

文豪たちの中で、志賀直哉が書いた「震災見舞」という記事があった。京都で地震を知って東京の麻布の実家に着くまでをまとめた日記帳なんだけれども、長野の軽井沢や群馬の高崎へと進むにつれて朝鮮人騒ぎが激しくなることを書いている。

写真はイメージ

志賀自身、飛び交う流言飛語は半信半疑だったが、大手町で若者が「こういう時でもなければ人間は切れねえと思ったからとうとうやっちゃったよ」と語るのを聞く。人道主義に反する犯罪が起こったことを示唆するが、それを聞いた志賀直哉も「ひどいやつだとは思ったが、普段そう思うよりは自分も気楽な気持ちでいた」と述べ、感情がその時には完全に麻痺していたことを、自ら告白しているのだ。

100年前の文豪たちの記録は、巨大災害の様々な局面から今日への教訓を読み解く「糧」になると思う。

(図書マニア)

2 COMMENTS

流言飛語って💦風評被害?

へぇ~ こんな本もあるんですね👀
確かに文章の達人たちがどんな表現をしているか興味深いですね👀
でも「こんな時じゃないと人が切れない~」って💦 日本刀ですか?💦
怖いなぁぁぁ💦 あの藁人形みたいに、スパッと首が落ちるのかな?🥶朝鮮人の、、、
怖いけど、本は読んでみたい📚

証言は歴史

今日、図書館に行ってみたら、新刊コーナーにありました。
9月に映画「福田村事件」を観ました。関東大震災当時、各地で広がった朝鮮人虐殺を背景に起きた悲惨な事件を掘り起こした映画でした。集団心理の暴走がもたらすもの…衝撃的でした❗
読みかけの本📖あるけど、先に読みます。

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