初夏のうららかさを感じよう

【健康】心が疲れたと感じたら 

女性の自殺者の数が年々増加していると聞く。その動機や原因は「健康問題」が最も多く、メンタルに関わるものも含まれていると思われる。性差の違いかも知れないが、心の病気は男性よりも女性が多いという。

特にここ数年間のコロナ禍で在宅勤務になり、コロナが明けた途端、フルタイムに変更になり、久しぶりの会社での仕事で、気持ちがいっぱいになって判断力が低下。そして通勤のホームで電車を待つ間、自分が飛び込む姿を想像することが増えた人もいると聞く。

周りから休養を勧められ、病院に行ったら「適応障害」と診断されて、休職している人もいる。また仕事仲間が原因で、心身が悪化するケースもあるという。

これは私の女房の話だが、積み重なった家庭や子育てのストレスで、妄想や幻聴が発生することもある。近所の見知らぬ人から尾行され、監視カメラを仕掛けられたなどと妄想しては、始終イライラするようになる。

家にいても妄想や幻聴が頻繁に発生し、これは全てが現実だと思い込み、たびたび110番に通報も…。玄関のカギを替えたのが2回ほど、セコムの警備システムも導入し始め、テレビから見られているとテレビまで買い換えた。火災報知機から覗かれていると騒ぎだし、精神科に連れられ「双極性障害」と診断されて即入院となった。

入院して処方された薬を飲むと、頻繁にあった妄想や幻聴の症状が、薬物投与で落ち着いてくる。するとしばらく入院後に退院になるが、家に着くと調子が良くなったと言っては薬を無断で飲まなくなる。

それを二度三度と繰り返しては、また病院に強制入院させられる。それは脳の病気が原因なんだと本人が理解するのに10年の歳月がかかった。

でもいま思うと、「心が疲れる」「心が疲れた」と感じる予兆はいくつもあったはずなのに、周りが気づかなかったことが、この病気を大きくさせたのかもしれない。

病院では抗うつ状態を、とりあえず「適応障害」と診断する場合が多いと聞くが、症状の背景には、うつ病、双極性障害、発達障害、統合失調症など様々な病気が潜んでいる。

診察を続けて、本当の自分の症状を正確に把握し、経過を見ながら病名を突き止めていく。その上で治療方法や休業期間を考えるというのが一番いいだろう。

しかし、これがなかなか難しいのだ。うつ病は再発しやすく、焦って払拭しようとするとさらに再発を招く恐れがある。なので一概には言えないが、症状を軽減するための治療を始めるのはいいが、もう良くなったからと言って、医師から処方された薬を止めてしまうというのが一番ダメなことだ。

いまふり返って考えてみると、心が疲れたと感じた時には、自分で一人で悩まず、ほかの人に助けるを求めることが重要で、また周囲の人間は、同僚やパートナーの心の変化をいち早く発見し、それを解消するような方法で協力していくことが重要だと思う。

(匿名希望)

5 COMMENTS

本人は辛いんだよね💦

心が優しくて、精神的に繊細な人がなりやすいんだと思う👀💦
真面目過ぎて心の余裕が無くなっちゃうのかな?
もう~なるようにしかならないと開き直っちゃえば良いんだけど、なかなか難しい💦
そう言う私も数年前に3年ほど苦しんだけど💦👀
お大事にしてください👏

苦労は報われない

まあ、変化の予兆にいち早く気づくことが大切なのかなって思います。
近くにいる人もなかなか気づかない事ってあるよね。
私もそれで苦労しました。

難しい。

う~ん色々難しい。心と脳がつながっている?では心の病にかかった人が快復するのは脳が正常になったとゆうことでしょうか。他人事と思わず、自分なりに調べてみようと思います。

簡単には言えない事柄ですが、奥様お大事に。

心が疲れるときあるよね

ずっと隣で寄り添っているご夫婦の姿がとても愛おしく感じます。そして…大変な状況を淡々と語る投稿者さんの心の強さに感銘を受けました。でも、時には息抜きして休養をとってくださいね。

奥様の笑顔が日常に戻ってくると信じて心で応援しています。

心と体は表裏一体

現代人は体はもちろんだけど、脳が一番疲れてるように思われます。
かつての職場でも年々、病気休暇をとる人が増えてた印象があります。
うつ病はストレスに弱い人が、ストレスに負けて発症するといったものではないということ。
体(脳)の不調によるものであり、治療が有効であること。
きちんとした治療と休養によって病気を治すことを優先できるような社会の仕組みが、もっともっと必要❗だと思います。

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