初夏のうららかさを感じよう

【思い出】本当にあった怖い話-22

『働き方改革』云々で騒がしい昨今…あの時代、我らが先生方のご苦労は大変なモノだったに違いない。

授業はもちろん盛んだったスポーツや文化、芸術クラブのコーチング。生活指導に至っては髪型に服装の指導ばかりか、頻発する警察沙汰にも対処するなどまさに年中無休のフルタイム稼働。

Jを通じて(色んな学生を指す)そんな日課を垣間見てみる。

Jが十条線路沿いの立食いそば屋を出て食後の一服、その時「バシッ!」いきなり頭を叩かれる。振り向くと(ゲッ!?)あの先生だ。 「ガキがタバコなんか 吸ってんじゃねぇ。ポケットから全部だせ!」と。噂には聞いていたが大迫力の凄みだった。

Jは帰りのとある駅で乗換電車を待っていた。反対側のホームに長ランを着た大学応援団風情がいた。「何だアレは!」との声に振り向くと真横にあの先生が立っている。そしてJに長ラン大生の方を目配せしながら「クノムハンテ カソ オディ 学生インジ ムッコオラ。手は出すな。脅かすだけだぞ。」と命じたりもする。

Jは日高生が主催したあるパーティーにお邪魔した時、警察が来た。上手く逃げ補導されずに一安心、ではなかった。会場入口前のロッカーにカバンを入れたままだった。

あくる日Jは先生に呼ばれ「〇〇警察にお前のカバンがあると連絡があった。警察はパーティーの参加者の事情聴取を要請してる。どういう事だ。お前は非常にマズい状況だ。」と問い詰める。Jは必死に言い訳したが、先生はニヤニヤして睨んてるだけ。そして「警察行ったら今言ったように話せ。多分大丈夫だ。」と言いながらにさんアドバイスもしてくれた。

先生は現行犯には無慈悲だがそれ以外は寛大?だった。

蛇腹の待ち伏せ攻撃を受けたのに何故か被害者たるJら朝高生だけが新宿警察署に連行されたコトが度々あった。署に留め置かれ事情聴取が深夜まで及ぶ事もあった。でも先生が署に来るとさっきまで傲慢無礼な警察官は「〇〇先生、わざわざすみません。生徒はすぐ返します。」と平身低頭で即放免となる。加害の時もそうだった。先生は官憲にも顔が効くみたいだ。

その都度Jらは先生は凄いと畏敬の念を新たにした。生徒の問題発生には何をおいてもすっ飛んでくる先生方。昼夜なく頑張るそんな方々のおかげでJらは28期をどうにかこうにか終える事が出来たのかも。他にも、女子の生活指導のあの先生、舞踊部のあの先生などの強靭なバイタリティは記念碑的だった。よね?

この話の推薦曲 マーヴィン・ゲイとダミー ・テレルの 〈エイント・ノー・ マウンテン・ハイ・イナフ〉

2 COMMENTS

私も殴られた💦

どの先生なのかな?💦 あの先生かな?
しかし28が学生の頃の先生は、怖い先生多かったよね😢
来年、また東天紅で会えるかな?😁 あっ、でもあの先生は天国に旅立っちゃったんだよね💦 寂しいなぁぁ~💦

もう歩けなくなっちゃた?

これはあの李先生の話ですね。
4年前は歩くのもちょっとしんどそうでしたが…
元気かなあ~李先生。

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