こんな話もあるでぇ〜第3話 アホな思春期(上)ミロのヴィーナス?

誰にでも思春期はあるやんか。誰にでもそん時の恥ずかしい思い出がぎょうさんあるはずや。特に男子は。

중급부2年の時や思うけどな、うちは洋服の仕立屋をしとってん。隣家は日本人のSさんいうんやけど、隣とは親しい近所付き合いしとった。ある時、아버지がSさんと相談して家を改装したんやけど、建ぺい率上げるつもりなんか、うちと隣がくっついてるみたいな、しやから一軒家みたいにしたんやね。一枚の壁で隣と繋がってる長屋みたいな感じや。Sさんには3人の娘さんがおって当時20代やったからわてから見たら大人のお姉さんやね。

うちは2階が作業場だったんやけど、ある晩消灯してる2階に何かを取りに上がったんや。
真っ暗なのに隣と隔てる土壁の高い位置から細い光の線が伸びとる。正直最初は不気味やった。しやけど、それはすぐに何とも言えんイケない期待感に変わるんやね。

隣いうたらお姉さんがおるやんか。もう止まらんわけや。作業台に乗っかって光線の穴に近づくと、その周りに土壁のかけらが落ちててん。穴のサイズにピッタリな大きさや。人為的にこさえた穴なんかよう分からんけど、どっちかの兄貴の仕業やと信じて疑わなかったなぁ。そんでその穴や。目を近づけるとそれなりに綺麗な部屋が見えてんな。のぞいてビックリや。思わず声が出そうやったわ。

優しい一番上のお姉さんがやね、何ていうか…そや!ミロのヴィーナスのお姿やってん。で足の爪を切っとる。中2の自分には、そりゃ衝撃やで。ここで強調したいねんけど覗きやないって。意図せず見えてしまってん。但しその1回目だけやけどな。そっから先は明らかに意図と期待やね。

そのたんびに「また見てしもうた」や「あと1回だけ」の堂々巡りになるわけやね。いろんなお姿のヴィーナス…スマン。
でも、イケない秘密は必ずバレるねんな。お姉さんたちは隣家の悪ガキのイタズラに気づいてはったかもやね。ある時아버지に呼ばれてしこたま叱られてしもうた。

洋服の生地を測る竹のモノサシで足をしこたま叩かれたんやわ。
아버지は「近所の人はウチらが朝鮮人や知ってるし、ウチらも彼らと仲良うせなあかんのや。そういう悪さしたら朝鮮人は好かん言われんねん。二度とすなよ。」と言ってはったわ。でもな、そん時兄貴も一緒に怒鳴られてん。あの穴は兄貴の仕業や確信したわ。

それ以降はもうやめてん。そんなある日、학교から帰って来たら家の鍵がなくて入れなかった時があってな。運良く隣のお姉さんが出てきて「Bちゃんどないしたん?」て聞いてくれたんや。鍵忘れた言うたら「しやったらウチから物干しづたいに渡って家に入ったら」言うてくれ、部屋に入れてくれたんやね。その部屋が、例の部屋やってん。

なんか知らんけどドキドキしてもうたわ。物干し台に出て無事に家に入れたけど、そん時の自分は何か変な前かがみの体勢になっとったな。
お姉さんがけげんな表情で見てはったわ。恥ずかしかった〜。

★おまけの1言インタビュー
編集部ー好きな美術作品は
Bーヴィーナスかな
編集部ー(やっぱり!ダメだこりゃ)

4 COMMENTS

あかんやろー‼️

Bくん、あかん!あかん!!あかんやろーー‼️
でもね…Bくんの気持ち、ちょっと解る。

分かるでぇ~、その気持ち

分かるでぇ~、分かるでぇ~!!その気持ち痛いほど分かるでぇ~

変な姿勢

前かがみの体勢って、当時チークを踊る男子にありがちなあの姿だな、B君⁉(笑)

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