【投稿】三浦半島のドライブと三浦すいか🍉

いつも「忙しい忙しい」と言って、休みがない女房からLINE が来た。「明日仕事が休みになったー。どっか美味しいところに行ってご飯食べに行こー」

めずらしい！急遽休みが取れたということで、すこしお高めのレストランを予約しようと物色したが、この時期はどこも満員で、前日の予約は無理だった。

翌日、仕方なく車を出し、朝からドライブに行くことになった。 猛暑が続くので、冷房が効いた車内でラジオでも聴きながら、湘南で新鮮な魚を食べようと計画する。

観光客でごった返す湘南の海岸も、夏休み前なので、海水浴客や車がほとんどなかった。時間よりも早く着いてしまったので、鎌倉を過ぎ、葉山マリーナまで車を走らせる。でも東京の下町育ちの女房と、いなか育ちの私には不釣り合いな場所だ。

マーロウプリンの値段に驚いて、駐車場に車を止めたにも関わらず、早々に退散だ（笑）。

葉山御用邸を過ぎた辺りでお腹が空いてきた。居酒屋の看板とランチののぼりが目に入り、そこで昼食となった。 普段は小食の女房も、「お腹いっぱい、食べきれなーい」と言いながら、“まかない丼”を全て完食する。

「ここまた来ようねー」。女房の食べっぷりを見ながら笑いが込み上げてくる。

葉山の外れまで来たので、このまま三浦海岸まで車を飛ばし、城ヶ島公園でも行こうということになった。 ふだん出不精の女房は、この辺の景勝地はいまだかつて行ったことがないという、ちょうどよかった。

しかし、城ヶ島公園の駐車場で駐車料金1日 450円という看板を見たとたん「高ーい！」と言ってきた。「公園で写真撮るだけなのに、450円を払うのはもったいなーい！」とのことだ。 やっぱり私とは金銭感覚が違うのか、そういうことには非常に神経質だ。

仕方なくUターンして街道を走ると、道の両端に露地売りのスイカの店舗や販売店がちらほら見える。 この地域の名産である三浦のスイカは、今が収穫の真っ盛りだ。 三浦半島は三方が海に囲まれていて、気温も温暖で、水はけもいいので、三浦大根、三浦かぼちゃ、三浦すいかなど、新鮮で濃厚な味の野菜が手に入る。

そういえば、以前買った三浦すいかの甘さに驚いたことを思い出した。「車で来たんだから三浦すいかを買って行こうよ。」

女房は渋々、露地売りのスイカを覗き始めた。一番大きいサイズの三浦すいかを購入しようとしたら「こんな大きいの食べきれなーい」と言い出した。 「大きいのが美味しいんだけどなー」 と思いつつ、一つ1,300円の小玉スイカを買って帰る。三浦カボチャも買おうとしたら、1個850円の値段に秒で却下された。こういうところは財布の紐が固い女房なのだ。

帰ってから小玉スイカを半分に割り、冷蔵庫で冷やして2人で食べる。スーパーで売っているスイカよりも、糖度が高くて甘い。 やはり露地ものの新鮮なスイカはみずみずしくて美味しいなー。

あっという間に2人で半分食べてしまった。「こんなに美味しいかったら大きいの買っておけばよかったー、あと三浦カボチャもー」と女房が言い出した。

 「おいおい、勘弁してくれよー！」 変なところでお金を節約する女房に呆れながら「まあ今日はこれで良しとしよう」

少し満足な一日であった。

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