春のうららかさを感じよう

八方池から唐松岳登山

早朝、八方第3駐車場に車を駐車し、始発のゴンドラリフトに乗車します。長野オリンピックが開かれた八方尾根スキー場のゴンドラリフト「アダム」、アルペンクワッドリフト、グラートクワッドリフトと乗り継ぎ八方池山荘前の広場に下りたちます。

登山はここから始まります。八方池山荘から八方池までは八方尾根自然研究路として整備され、八方尾根トレッキングコースになっています。

水洗式の公衆トイレが完備した第二ケルンが立つ平坦地まで来ると、前方の展望が開け、唐松岳から連なる不帰ノ嶮、白馬三山の急峻な岩稜が眺めます。

八方ケルンを過ぎ、八方池のある第三ケルンまでは登山者ばかりではなく、高山植物や山岳景観を楽しむ観光客の列が後を絶ちません。

八方池付近
八方池

八方池湖畔に映る白馬三山・唐松岳不帰ノ嶮を撮影する目的で来ている人々も多く、人気のスポットです。

八方池を過ぎると登山エリアとなり、観光客の数も減り、しっかりとした登山装備をした領域となります。ダケカンバの林を抜け、下ノ樺、上ノ樺と登り、多くの登山者が休憩する扇雪渓の下部周辺は、 ダケカンバやナナカマドが混じる紅葉の絶好ポイントにもなっています。

あたり一面に咲くチングルマの白い花を楽しみながらハイマツ帯を登るとケルンの立つ丸山で、展望をほしいままにします。

高山植物の咲く登山道は稜線の左側に作られ、落石防止のためにかけられたガレ沢のネットの下の桟道は、鎖場となっていますが登山道の幅はしっかりあり危険ではありません。

唐松岳頂上山荘に着くと唐松岳山頂は目の前。 山荘前のベンチで休む登山者の前を通り、20分ほどで唐松岳山頂です。

2016年8月某日 八方池山荘(07:50)→第三ケルン(08:25)→丸山(09:55)→唐松岳頂上山荘(10:15)→唐松岳(10:45)→唐松岳頂上山荘(12:05)→丸山(12:40)→第三ケルン(13:15)→八方池山荘(13:50)