春のうららかさを感じよう

木曽御嶽山を登る

この記録は2014年に御嶽山が噴火する前の記録なので、これから登山の際には注意が必要です。

木曽の御嶽山(おんたけさん)は長野県と岐阜県の境にある標高3067mの活火山です。7合目付近までは車やロープウェーで行くことができるため、初心者でも登りやすく人気の百名山です。

深夜に車を走らせ早朝に御岳ロープウェイの駐車場に到着し、始発のロープウェイで飯森高原駅に到着。黒沢口登山道を登ります。

飯森高原駅付近

この道は1785年に尾張の行者が開いた御嶽山で最も古い登山道です。登山道の脇にはおびただしい数の霊神碑があり、かつての御嶽教の盛況ぶりを物語っています。正直ちょっと怖いぐらいです。

七合目の行場山荘

またこの登山道は御嶽教の信者さんたちが最も多く登るので、シーズン中は白装束の御嶽講登山者の数に圧倒されました。

御嶽教の信者さん

山小屋も各合目ことにあり、霊山としての雰囲気と歴史の深さを感じさせてくれる少し違った登山を味わえます。

八合目の女人堂

視界が開けてきたら八合目の女人堂です。ここまでくると森林限界となって見晴らしも良くなります。

おびただしい数の霊神碑

おびただしい霊神碑を見ながらひたすら登ると覚明堂に着きます。頂上の剣ヶ峰まではもう一息。

覚明堂休泊所
覚明堂付近
覚明堂
あと一息
頂上小屋
御嶽山頂上

頂上からの展望はあいにくのガスで視界ゼロでしたが、少しだけ霊界に迷い込んだそんな錯覚すら覚える登山でした。

2010年8月某日 8:10 飯森高原駅→08:20 行場山荘→9:15 女人堂→10:30 石室山荘→12:10 剣ヶ峰→13:00 石室山荘→13:50 女人堂→14:50 行場山荘→15:00 飯森高原駅