春のうららかさを感じよう

【思い出】本当にあった怖い話-30

18歳未満は既読不可な話⁉
朝高時代のイタズラには度を超すモノが多々あった。誕生日会があるとの理由で友達の家に泊まったE。そこにはCやIも来ていた。誕生日会とは<親に隠れて酒呑み会>の事。酔っ払って先に寝たヤツは腹などにもれなく落書きされるのが常だ。

その日、Eも先に寝たCのお腹に「へのへのもへじ」や意味不明の記号などを書きなぐった。そしてEは最後に寝た。

次の日の朝、Eは家の用事があるため学校には行かずそこから帰宅した。ちょうど通勤ラッシュの時間帯だった。朝飯を食べなかったので彼は地元に着いて、駅前の立食いそば屋に入った。思ったほど混んでない。彼は奮発して卵入り天ぷらうどんを注文して、割り箸を割りご馳走にありついた。黙々食べてる時、こちらを見ながらクスクス笑っている店員に気ずく。

Eはいくら大人の店員とはいえ(朝高生を馬鹿にしてんのか!)と腹が立ってきた。文句を言おうとした時、箸を持つ自分の手に何か書いてあるのを発見してギョッとした。

よく見ると人指し指と中指を足に見立ててそのつけ根に三角、つまりパンティみたいな絵が描かれていた。

Eが寝てる間に友達が彼の右手の甲側に女性のビキニ姿をアニメチックに落書きしていたのだ!恥ずかしいやら腹立たしいやら。Eはうどんを半分以上残したまま立食いそば屋から逃げるように出た。赤面して汗まで垂れてくる。

トイレに入りオシッコした後、手をゴシゴシ洗い、絵をどうにかこうにか消した。「あの野郎ら変なイタズラしやがって。チキショウ!」とブツブツ呟きながら家に向かうE。

その時、前方からボンタンを履いたツッパリが歩いてくる。Eは生贄にはちょうど良いとそいつにガンタレながら近寄っていった。相手は怯むどころかニタニタしてやがる。怒声を発しようとした時、相手はEの股間を指差し「チャック開いてるよ」と言って通り過ぎた。

(エッ?)と確認すると俗に言う社会の窓がフルオープン状態だった。咄嗟にチャックを上げるE。ツッパリに対する怒りも途端に消え、ただ恥ずかしさだけが残る。そしてまた大汗をかいた。

何一つ上手く行かない<泣きっ面に蜂>の朝だった。Eは(特に友の家に複数で泊まった時は気をつけなければ)と改めて思った。

この話の推薦曲 カーティス メイフィールドの <フューチャー ショック>
https://youtu.be/o8XaDdV-NsA?si=ZZ5QeIeeBMAKw6Ch

1 COMMENT

どこの駅の立ち食いそば?北口?👀

可愛い落書きで良かったじゃん~👀
私なら、顔面に落書きしちゃうかも~😂
眉毛を太くしたり、まぶたに目をかいたり、ほうれい線をかいたり、、、👀
あっ、それと口さけ女のように、口角を耳元まで伸ばす~😆

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