Go Toトラベルキャンペーンを利用して、初めて岐阜市を旅行しました。岐阜県は何度も来たことはありましたが、岐阜市を訪れたのは初めて。
岐阜市は岐阜城を頂に冠し、長良川を見下ろすようにそびえる標高329mの金華山を中心に市内が形成されているようです。金華山は岐阜市の中心部にありながら天然林が9割以上を占めていて、リスやタヌキなどの野生動物や野鳥が多く生息しているとのことです。
「岐阜」という名前は戦国武将の織田信長と深いのかかわりがあります。戦国時代、稲葉城(現在の岐阜城)を支配下においた織田信長は禅僧の沢彦宗恩(たくげんそうおん)に何かこの地にふさわしい良い名前はないかと考案を命じました。
沢彦和尚は中国の故事にならい『岐山』『岐陽』『曲阜』の3つの地名を信長に推奨します。その候補の中から信長は『岐山』の岐と『曲阜』の阜を組み合わせて、現在の県名である『岐阜』が誕生したとされています。
ちなみに『岐山』はその昔、鳳凰(ほうおう)が舞い降りたとされる山で、『曲阜』は儒教の開祖・孔子の生まれ故郷といわれています。
全国には47の都道府県がありますが、 その中で名前が中国に由来する都道府県は岐阜県だけだそうです。
まあウンチクはさておき、今年はNHK大河ドラマ「麒麟が行く」で脚光を浴びた岐阜市。斎藤道三役の本木雅弘が強烈でした。ロープウェイ乗り場も本木雅弘一色ですね。ここはかつて斎藤道三の居城・稲葉山城でもありました。
岐阜城は鉄筋コンクリートの味気ない建物でしたが、金華山山頂から見下ろす360度の景色は、戦国の武将がこの地を拠点に選んだ、地の利が判るような素晴らしい景色が広がってました。