春のうららかさを感じよう

지영이는 보았다 その5

♫… 무슨 말을 하여야 할까
오〜 토요일밤에…♪♪

宴もたけなわだ。おっさん達が歌う曲は軒並み古いが、歌唱力は大したものだった。自己紹介もあり4人の名前や仕事はわかった。本当ならば、だが。

特に歌がウマいのは조방도だし、手品や占いで彼女らの気を引いたのは류춘호と名乗った。敬礼は로영주でカネモトは김성남だとさ。

おっさん同士の会話は非常に親密で、付き合いの長さを感じさせる。彼女らに話をふってくる時は、まぁ許容範囲かな? ママの耳打ちで彼等が総聯系なのは分かったが、店長の助けもあり特に身構えることはなく、宴の中へ入っていけた。ユミやチヨンが歌うと手拍子もしてくれ、時に上手にハモってもくれる。

「아이고, 한국 녀성동무의 노래 괜찮구만.」とか「그대로 내 품에 와라.」とおどける。また、北の女性調のアクセントで「외딴 가게에서 여러분을 만나니 너무 좋아 어쩔 바를 모릅네다.」とかおっさん達の言葉は、変で妙に愉快だった。

ユミは、と言うと民謡調の曲がなると、조や류と楽しそうに어깨춤をしてるし。
(뭐 조총련사람이라고 특별한것 없네. 잘 노니 신나네)

笑って騒ぐ光景が心地よいと思うチヨン。でも彼女は自分に注がれてる김の熱い視線にまだ気づいていない。業を煮やしたのか김はチヨンの隣の席に来て腰を下ろした。로が笑いながら言う。

「あれっ? 성남さん、そっちにいっちゃうの? 작업하지 맙시다.」
その声に皆が振り向く。ユミがチヨンに軽くウインクしながらニヤリと微笑んだ。

「박さん乾杯しようよ。」
「엣? 예, 그러자요. 쟈〜ㄴ.」

宴の新展開か?!

   続く

6 COMMENTS

인류학자

勘違いかも知れませんが、4名男子の名前なんですけど、私が某총련部署で働いていたときの同僚たちの名前を、少し混ぜた形になっています。조동무は確かにカラオケの帝王でした。あの先輩大阪で元気にしてるんやろか。そして、조동무と김동무はいつも仕事の出来ない私をかばってくれました。류동무は大部屋の、すこし離れたところにデスクがあって、小学校から一緒だった로동무は全てに関して優しく対処してくれる。とても良い思い出です。もしかして、作家さんは조선XX사출신?

誰でしょう?

ほぼ的中。だと思います。 さあ、作家さんはその4人のうち誰でしょうか?謎のままにしておきましょうよ。

R®︎

コピペさんよく探しましたね。バブル期、私もこの曲を上野あたりでよく歌いましたよ。今夜久しぶりに歌いに行こうかなぁ。
誰か一緒に行かない?

鉄人28

この小説は、最初からとても興味があり、また大変リアリティで面白く読んでました。写真も臨場感満載で最高です。 しかし第5話で爆笑! ロさんは勿論、みなさん存じ上げる方々ですから。 最後の一文字を移しかえたら、、、。 管理人さん、NGでしょうか?

マフラー忘れた

조さんと김さんは同じ学部の先輩ですね。特に김さんは中学の先輩です。(多分)로さんは同級生だし…笑 조さんとは最近演奏会でお会いしました。 新しい展開で楽しいですね。韓国の特殊任務に就く若い女子と총련関係?のおっさん達。さてどう言う風に発展するのでしょうか? 楽しみですね。

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