지영이는 보았다(第3弾)その14

佐藤昇は延吉から羽田に戻った時に逮捕された。罪状は麻薬取締法と外為法の違反容疑だった。逮捕の模様はメディアを通じて流れた。ニュースを見た松山は(ざまあみろ!)と心で叫んだが、この逮捕劇がハナに吹聴したことと関連があるのかと思い心配になる…

チヨンもニュースを見ていた。彼女は佐藤の逮捕が何を意味してるのか分からない。でも担当上司のことが気になってしまう。ここ最近呼び出しもないし大使館にもいないようだ。

上司がチヨンから奪った佐藤の情報と逮捕事由が一致していない。もし松山から聞いた話がガセネタならチヨンもただでは済まない。工作が露呈したことになってしまう。そうなると閉職に追いやられるならまだマシで最悪罷免だ。キャリアも終わるし、新しい人生など望めなくなってしまう。何がしかの活動成果を持っていれば切り抜けられるかも…

担当上司は韓国に召喚され事情聴取を受けていた。チヨンに責任を押し付けようと試みたが、規律違反は逃れようがなく、部下の監督不行届まで加算されてしまった。上層部は当然ながらチヨンも審問するつもりだ。

김は焦っている。あの男はチヨンに何をするつもりなのか。二通りしか考えられない。松山を使ってより深い罠に追いつめるか、或いは相手側に情報を知らしめ、処分を委ねるかだ。前者は時間と手間を要するから김は後者に重きを置いた。

いずれにしても打てる手は一つしかない。김は松山と会おうと決めた。ハナには残酷かも知れないが、一か八かの警報を伝え決断の時間を与えよう!

ハナの監視ソフトが起動する。彼女はこちらを覗き見てほほえんでいる。김はスマホの中のハナを直視しこう言った。「박지영. 난 너가 안전하고 행복했으면 좋겠다.」

画面内のハナの表情が驚愕に歪み、顔から血の気が引いて行く。そして覗き見は切断された。

김の頬に涙がつたい落ちる。涙を拭いもせず김は(홍を通じで知った)松山のスマホに電話をかけてこう言った。

「私は김성남と申します。ハナのことで大事な話があります。急を要します。明日にでも会って話を聞いて下さい」と。

김はこの二つの行為をあの男が感知してないことを強く祈った……

          続く

1 COMMENT

匿名と言う名の匿名

話が急展開ですね。
何処の世にもイヤな上司はいる物で、年齢的に私も上司と呼ばれてますが、イヤな上司にはなるまいと頑張ってます。(^^)
さて、ストーリーはこの後どう展開するのか?目が離せなくなって来ました。
後、金とチヨンの羨ましい関係はどうなるのか?
金にはちょっとした嫉妬と憧れがありますが、上手い事行って欲しいと思うのは私だけではないと思います。
話は段々と佳境に差し掛かりますが、次の展開から目が離せませんね。期待します。

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