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立山登山

9月に立山に行きました。立山は昔は「タチヤマ」と呼ばれていたそうで、昔から神がいる尊い山として崇められてきました。現在でも富士山、白山と並んで日本三霊山に数えられています。つい最近まで女人禁制の山であったこの立山も今では女人大歓迎?の山に変身しました。

朝早く立山駅に到着、日中の喧騒を避け始発のケーブルカーにて美女平まで7分の乗車です。

そこから室堂までは自然環境に配慮したハイブリットバスで直行です。室堂は良い天気に恵まれました。しばし休憩後立山の湧水を補給後出発です。

一ノ越から室堂

立山は雄山(3015m)・大汝山(3003m)・富士ノ折立(2999m)の三山を称して立山と呼んでいます。一ノ越までの道は観光客が気軽に登山できるように全てコンクリートと石を積み上げ歩きやすいように整備されていました。

雄山を見上げる

歩道の脇は全て立入禁止区域に指定されています。一ノ越からは本格的な登山の始まりです。

足場を注意しながらの登山ですが、やはり観光地なのでしょう、大勢の登山者が登頂しています。約50分で雄山頂上着です。

雄山頂上

ここ雄山は頂上に雄山神社本宮が祭られており、頂上までは拝観料を払っての参拝です。休憩後大汝山、富士ノ折立までの縦走です。

後立山連峰と黒部湖

大汝山から見える黒部湖、そして目の前に広がる後立山連峰の峰々、遠くに聳え立つ剱岳の岩壁にしばし時の流れるのも忘れます。

大走り

昼食後に大走り経由の下山となりました。山小屋は雷鳥荘へ宿泊です。室堂の周辺の山小屋は地獄谷周辺から高熱の温泉が常時湧き出ているため、山小屋には珍しく天然温泉付です。小屋の夕食、朝食も満足でした。

ここ室堂を中心とした立山黒部アルペンルートは昭和38年5月に黒部ダムが完成後に富山と信濃大町を結ぶ一大循環ルートを構築するために作られました。

昭和41年春に立山トンネルの掘削工事がはじまりますがこの工事も破砕帯の出現や大量の地下水などの多くの障害に行く手を阻まれて大幅な遅れを見せます。昭和46年6月立山トンネルバス・立山ロープウェイ・地下ケーブルカーの完成をもって全線の開通が実現。昭和47年には宿泊と駅舎を兼備えたターミナルビルを建設、立山黒部アルペンルートの全容が整います。

全線開通以後、立山一帯は人跡未踏の地から国内有数の観光地に姿を変えました。毎年100万人を超える観光客が訪れ、四季を通じて立山の大自然を楽しんでいます。

その反面自然環境の破壊が大きな問題になってます。一番大きな問題は糞尿の処理の問題でしょう。いま立山ではバイオトイレを各個所で設置し自然環境にやさしく、現代のニーズにも対応した環境作りに励んでいます。


期日 2017年9月某日 行程  立山駅7:00→美女平7:40→室堂8:30着8:40発→祓堂9:30→一ノ越9:55→雄山10:50着(休憩)→大汝山12:00(昼食休憩)13:10発→大走り分岐13:30→雷鳥平14:50(休憩)→雷鳥荘15:30着