西穂高岳の玄関口・新穂高ロープウェイ

飛騨側の新穂高温泉より上高地の河童橋まで、北アルプスの穂高連峰をまたいで山岳ロープウェイを結ぶ「ロープウェイ構想」の計画があったことは知ってましたか？

計画は新穂高温泉奥部の標高1600ｍ付近から西穂山荘の南方の鞍部を経て、上高地の河童橋西方へと、穂高連峰を越えて岐阜県と長野県を結ぶという壮大なものでした。

しかしその後、度重なる計画変更を繰り返し、関係者の間での長期にわたる調査や検討が繰り返されて、結局上高地までのロープウェイは断念。計画から８年の時を経て、1970年に新穂高ロープウェイは開業を迎えました。

このロープウェイは西穂高岳の登山ルートの玄関口でもあり、日本で唯一の２階建てゴンドラが有名です。登山靴を履かなくても気軽に標高2,000mを超える所まで行けちゃうばかりか、北アルプス穂高連峰の絶景を楽しむことができます。

天気は良かったんですが、午後からはガスが上がってきて、正面の笠ヶ岳山頂や西穂高岳山頂を拝むことはできませんでした。

それでも素晴らしい眺望でした。