【書籍】麦酒とテポドン: 経済から読み解く北朝鮮

先日、友人の勧めによりこの本を手に取りました。著者は朝鮮新報社の記者として、20回に及ぶ訪朝経験中に感じた膨大なるメモやノートから、この本を書きあげました。

2002年、金正日総書記が日本人拉致を認めた日朝首脳会談後、記者から研究者に転じ、国籍を朝鮮籍から韓国籍に移したという系歴の持ち主で、現在は雑誌・週刊金曜日の編集長を務めている筆者が書いた貴重なルポであり、研究資料とも呼べるものです。

きちんと事実を整理した朝鮮半島情報は、どちらかの制度を称賛する傾向にありますが、この書籍は抑制が効いていて、ともすると感情論や危機意識に流されやすい北朝鮮関係のほかの書物とは一線を画しています。祖国に対する愛着を持ちながらも、その行く末を冷静に見つめる在日の著者の姿勢に、好感が持てました。

在日の特派員としてピョンヤンや地方都市を訪問し、農民市場ではコメの相場を調べる。焼酎をカバンに忍ばせながらひたすら取材する、著者の研究の成果だと思わせる書籍です。現地に留まって何年にもわたって取材したからこそ得られる、市民の生活や、市場経済の仕組みの説明には正直、感嘆すら覚えました。

現在の核開発の問題の説明や分析も、冷静かつ丁寧に説明されている所も、共感が持てました。こういう本は朝鮮新報社の記者として何回も訪朝した彼女だからこそ書けた書籍だと思います。

近年読んだ中で、とても良い本に巡り合えました。読んでない方は是非読んでみてはいかがでしょうか。

【書籍】本の紹介『PACHINKO』
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14 COMMENTS

加賀屋

先日、著者と神楽坂の溜まり場で一杯やりました。とてもバイタリティあって謙虚な姿勢が昔と変わらず良かったです。これからも頑張って👍
「週刊金曜日」購読しようかな〜。
ちなみに著者は第7出身で朝高30期です。

煮込み💕

へぇ~ 内容はわからないけど、このような著書が内部から出せる時代になったんですね~😊
30期とは、我々の2個下ですね~
一度読んでみようかなぁ~
それとも、加賀屋で直接話を聞いた方が早いかな?
何曜日の何時ころに行けばご本人に会えるかな? よ~し ホッピーおごっちゃうぞぉ

金曜日

「煮込み💕」さんへ。
彼女と一杯やる曜日ですが「週刊金曜日」だけにやはり金曜日がいいかと。

えーーー第7の30期~❗
妹と一緒です。なんか嬉しい。
なに部だったんだろう?笑

煮込み💕

7 さん
 たぶん、きたく部~😊 まじめそうだもん~

ムーリャン

 本書の存在を知りませんでした。早速、ネットで購入しました。多分、明日には届くと思います。楽しみです。貴重な情報有難うございます。

先輩

英語部にいました。たしかに、まじめでした。

がんばれ後輩❗

同級生の妹に聞いたんですが、
忙しさが爆発しているらしく、一言二言しか返してくれません。😭
編集長就任のニュースは、同級生のグループLINEに載っていたそうです。さすが💕
嬉しいニュースが、同じ出身とゆうことで2倍の嬉しさになりました。
これからの活躍を「先輩」として応援してますよー⤴️
「週刊金曜日」定期購読しなきゃな~
でも高いな~
どうしよう~🤣

やるじゃん

ハードルも価格も高くなく、誰でも読める本だと思いますよ。私は本書のプロローグの文章ががとても素直で、好感が持てました。

がんばれ後輩❗・7

はい、この本は読みます。
経済の本は読んだことないけど、この本は読んでみます。

帰宅部ではなく英語部ね。経歴からして後輩とは言え雲の上の人って感じだけど、もつ煮とホッピーで友達になろーう⤴️🤣

蝉しぐれ

週間金曜日、椎名誠さんが表紙の写真を担当してた、雑誌。
30代の頃、講演会に行き、お試し6回コースを取りました。
その頃は、辛淑玉先輩がいたけど、編集長が조선사람 なんだー

淑玉オンニ、中1の時にひと月ほど在籍した卓球部の先輩でした。怖いだけの先輩の中で1人だけ優しかった先輩、大好きでした。
突然転校してしまい寂しかったある日、渋谷の駅でバッタリ会いました。変わらぬ優しさでとても嬉しかった思い出があります。
数十年後、「朝まで生テレビ」に出ていたオンニを見つけ「やっぱり優しくて賢い人だったんだ」泣きそうに嬉しかったです。
淑玉オンニも「週刊金曜日」に関わっていたのですね。納得です。

さっそく

投稿文読んだら、いてもたっても居られなくて書店で買ってきました。
読んでる本📖あるけど…先に読みます!

共感

昨日、書店に立ち寄った際この書籍を手に取りました。本屋で立ち読みしましたがプロローグから引き込まれました。小泉首相と金正日総書記の日朝首脳会談で日本人の拉致被害を公式に認めたことは私もショックでした。拉致されたことはあっても拉致したことはないと頑なに信じていた同胞が多かったとも記憶しています、私もその一人でした。著者がなぜ新報社を退職し、研究者の道を選びんだのか…理解できました。この本買って帰りますね。

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