【投稿】ブラックフライデーの誘惑

日本は先週からブラックフライデーと言われる期間に入っている。ブラックフライデーは１１月の第４木曜日の翌日の金曜日のことを言う。 

デパートや小売店などでは、大規模な「安売り商戦」が実施されている。アメリカでは感謝祭の翌日に休暇日になることが多く、ブラックフライデー当日は売れ残ったプレゼントの一掃セールの日になっている。

 買い物客が殺到して小売店が繁盛することで知られ、特にアメリカの小売業界では一年で最も売り上げを見込める日とされている。

日本でも、１１月は年末商戦を控えて売り上げが伸び悩むため、消費の喚起を狙って、この時期にブラックフライデーのセールが開催されるようになった。

日本で始まったのは、2014年に外資系企業の日本トイザらスが、初めてブラックフライデーのセールを開催し、今年で１０年目を迎えた。

今では事務用品などほとんどをAmazonで買うことが多くなったが、Amazonでも当然のことながらブラックフライデー商戦が真っ盛りだ。確か今週の金曜日までだったという気がするが、面白いことに私が過去に検索した商品が、10%から20%引きで、次々とスマホに表示されてくる。

この頃は、商品は値上がり値上がりのオンパレードで、生活にも響く状態になってきた。円安、物価高、諸外国の圧力に、ちっとも対抗できない岸田内閣の支持率も、もはや末期状態だ。

そんなご時世でも、私の財布の中身が許すなら、山ほど買い占めたいくらいだが、そんな心理を知ってか知らずか、私の内なる物欲を見透かすように、商品が次々と出てくる。

AIという人工知能は人間の心理にうまく溶け込みながら、商品を買わせてしまうのだろうか。そして庶民はブラックフライデーというお祭りに踊れされてしまうのだろうか。安い安いと誘惑に乗せられて、自然と財布の紐を緩めてしまうのかもしれない。

Amazonの誘惑に負けそうになりながら、 財布の紐をしっかりと締めて、年末の出費に備えている今日この頃だ。