【スマホ小説】ボス 32

ボスの家でオギの手料理を満喫したハヌルとチは、オギの属する舞踊部のビデオを鑑賞した。テレビ画面には華麗な舞台で踊る学生達の姿が映し出されてる。

「あ、옥이가 있구만」とハヌルもチも喜ぶ。「この北韓の舞踊は本当に綺麗ね。これは?中学生なの?」とオギに聞いた。「はい」と答えるとチは続けた。「こんなに幼い頃からこう言う踊りを身につけると将来が楽しみね。見て、この指の動き」と言うとハヌルは「本当に綺麗ね」と感心した様に言う。

「洗練されて繊細でありながら優雅に踊る。民族のチャンダンを残しながらも現代風にアレンジして…これってハヌルの歌にも応用できそうね」とチが言うと「そうね…」とハヌルは答えて「ねぇ、オギ。オンニにも教えてくれない?」と言った。オギは少し驚いて躊躇したがボスが「教えてあげれば?」と声をかけた。

2人は隣のオギの部屋へ行った。チはボスに頭を下げてお礼を言った。そしてボスに韓国でハヌルに何があったのかを具体的に話した。

芸能界では良くある事だが、ハヌルがいなくなった時はさすがに力が抜けた。果てしない絶望感の中、ようやくハヌルから連絡があった時の嬉しさ…「何より安心したのはハヌルに笑顔が戻ってきた事です」その時、隣から2人の笑い声が聞こえて来た。「良かったですね」とボスがしみじみ言った。

「本当にボス氏には感謝してます」と言って頭を下げた。ボスは恐縮して「いえ、何も…」と言って「それで、明日帰るんですか?」と聞いた。「はい、早く帰って、仕事を軌道に乗せないと…」と言って笑った。

オギはハヌルと色んな話をした。ハヌルがウリ幼稚園出身だとは驚いた。そして韓国の芸能界の話も面白く聞いた。「オギは남자친구 はいないの?」とハヌルがきくと「いません」とキッパリ言い切った。「今は勉強とソジョで目一杯です」と真っ直ぐハヌルの目を見て言った。

(純粋な子ね。ボス氏が本当に잘 키우셨구나 )と改めて感心した。「オギ야 오늘 같이 잘가 ?」と言ってオギの反応を見た。オギは照れながらも「예 」と答えた…

その日、オギは久しぶりにオンマの夢を見た。いつもの様に優しく笑って、顔を撫でてくれるオンマ…でも何故かハヌルさんが横で笑っている。でも不思議と何の違和感もなく3人で海岸を歩いていた…(オンマ…ハヌルさん…)

目が覚めるとオギはハヌルの胸の中で涙を流していた。(オンマ…なんで?…涙?)その時ハヌルが「よく寝れた?」と聞いた。オギは涙を拭きながら「はい」と答えた。

チは電話を終えて部屋へ入って来た。「さぁ食べましょう。今日はフレンチトーストですよ」とボスがお皿を出しながら言った。「へぇ、ボス氏が作ったんですか?」とハヌルが話す。

「朝ご飯はアッパが作る事になってるんですよ。でも今日はいつもより随分豪勢ね」とオギが笑いながら言った。テーブルにはフレンチトーストの他に生野菜を入れた大きなバケット、各々に厚切りのベーコンと目玉焼き、ガラスのボトルに入れた牛乳とオレンジジュース。ちょっとしたホテルのモーニングの様だ。

「ちょっと頑張ったかな?」とボスが言うと皆一斉に笑った。「チちゃん、何の電話?もしかして…社長?」とハヌルは聞いた。「うん、すぐ帰れって」と言うと席に座って食べ出した。「うん、美味しい!」と言ってハヌルを見た。そして「早く食べて行くわよ。向こうも対処を考えてるみたい。急がないと…」

続く

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1 COMMENT

とんぼ返り

ううう~ オギが羨ましい~ 大スターと一緒に眠れるし~胸の中で泣けるし~😂
早逝したオモニにかぶることをハヌルに伝えて、「私のオンマになって~💖」って告白しちゃえば~良いのに~😊
ハヌルも薄々感じているかもね~ ボスとオギの気持ちを~
んで? んで? その次の展開はどうなるの? 願う~ハッピーエンド👏

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