【思い出】어머니の出刃包丁

今年の1月に、大好きだった어머니が96歳で大往生の末、亡くなった。어머니っ子だった私はとても悲しかったが、어머니から受けた愛情の恩返しになれたかどうか分からないが、晩年は最後まで認知症が無かった어머니と、しっかりと意思疎通が出来たと思うので「やり切った！」感が強くて、悲しみも少なくて済んでいる。

それからは、毎日어머니を想いつつ、生活を送っている。어머니が亡くなり、兄弟が協力し合って、遺品の整理もすべて済んでいたと思っていた。

近頃、少し元気を取り戻した私は、以前に大ハマりしていた釣りを再開した。毎回、色んな魚を釣って来ては、友人知人や近所に配っては喜ばれ、兄弟にももちろん大きい獲物をおすそ分けしていた。

そんなある日、大きな鯛を釣りあげ、姉の家に持って行った際に、「어머니の出刃包丁を遺品でもらっておけばよかったね～🔪魚をさばくプロだったもんね～💕」と言うではないか。私はさっそく実家に行って台所の下の棚を探すと、あった～「어머니の出刃包丁が～😆」。

さっそく持って帰ったは良いが、長年使ってなかったので少し錆びついている😅　包丁を欲しがっている姉に渡す前に、サビと刃こぼれを直そうとやすりでげずっていると、けずりかすから어머니の香りがする💕

皆さんの어머니もそうだし、今も어머니と暮らしている同期もいると思うけど、私の어머니は常に台所で、家族の料理を作っているイメージが強烈に残っている。

しかも、私の頭や顔をなでてくれる「手の香り」が、包丁の柄にやすりをかけている際に香ってきた💕

어머니がどれだけ家族を想って、おいしい料理を食卓に並べてくれていたのか、どれだけ手に汗をかきながら、釣ってきた大きな魚をさばいたのか、どれだけ皆の健康を想って包丁の柄を握っていたのか、などなど、柄を削っていて漂う香りに、一瞬にして어머니を思い出した。

きれいな状態の柄に削り取ろうかと思ったけど、途中でやめた💦この柄の香りはオモニの勲章だと思って、その思い出の「出刃包丁」の一つは姉に、もう一つの包丁は、私の宝物にして使い切ろうと思う。

包丁を握ったその手に어머니を感じられるって、この上ない幸せだなぁ～💕と感じる今日この頃です。

さぁ～て、来週はどんな大物の魚を釣って、さばいてやろうかなぁ～？　어머니と一緒に💕

『어머니の自叙伝』も良いけど、『어머니の出刃包丁🔪』も良いでしょう？笑