春のうららかさを感じよう

親子で八ヶ岳登山~赤岳・阿弥陀岳(第2日目)

2日目は赤岳展望荘~赤岳~中岳~阿弥陀岳~御小屋尾根~美濃戸口(バス乗場)の6時間予定の行程です。天気も晴れて赤岳、阿弥陀岳頂上からは360度の眺望を楽しめました。

【8月11日(水)】
昨日1日目の最終画像と同じ場所から撮りました。山登りはこうでなくっちゃ。赤岳の頂上近くに見える赤岳頂上小屋はコロナ感染防止で休業。宿泊した赤岳展望荘を5時50分に出発。小屋から直ぐ後ろの赤岳を目指して登ります。40分ほどで頂上です。少しばかり岩場がありますが特に危険な箇所はありません。

画像左上から西天狗岳、東天狗岳、硫黄岳、画像上真ん中の横岳、その下の赤岳展望荘。

赤岳頂上に6時30分到着。3度目の登頂。富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、群馬新潟の山、蓼科の山、奥秩父、八ヶ岳の東西天狗岳、硫黄岳、横岳、権現岳、阿弥陀岳と360度の眺望が思いのまま。

赤岳頂上から次に向かう阿弥陀岳を望む。阿弥陀岳の後ろに諏訪湖も見える。

来た道と反対方向に向かい右に折れて降りる。岩稜だが特に危険はない。「頂上はあと少し ガンバレ」のレリーフが岩に埋め込まれている。

赤岳を下った所から小ピークの中岳を挟んで阿弥陀岳を望む。赤岳から1時間30分の行程。左の稜線は阿弥陀岳南陵、右の稜線は阿弥陀岳北西稜。北西稜は高2の12月に登る。

中岳を越えた後の阿弥陀岳の登り。ハシゴや鎖場があるので安全に登れます。このハシゴから20分程で阿弥陀岳頂上です。

阿弥陀岳上部の岩場。降りてくる登山者が浮き石を落とし「ああっ、らくぅ」と小さな声だったので「らーく!!」と久しぶりに大声を出しました。岩壁を垂直に落ちてくるのではなく、斜面を転がってくるのでよける余裕が十分有ったのが幸いでした。

阿弥陀岳頂上。9時着。2度目の登頂です。ここも360度の眺望を満喫出来ました。

下山路の御小屋尾根(おこやおね)に向かいます。尾根道なので何の危険もないだろうと思っていましたが、1箇所今回の山行で一番の難所が有りました。

御小屋尾根の西の肩(摩利支天)。ここのハシゴが垂直に近く高度感があり、出口にホールド(手をかける突起)がないのでいやらしい。反対側の阿弥陀岳登りからならまだしも今回のような下りでは、高度に馴れていない人は怖い思いをする。登山道が岩体の右を回り込んだ所にそのハシゴがあります。

これが件のハシゴ出口です。ホールドがないので息子に両足をハシゴの最上部にかけて登るよう指示しました。登る前に怖がっていたらロープを出して上からビレー(確保)したでしょう。

上の岩場を過ぎるとあとは森林限界までひたすら下るだけです。標識もきちんとしていて迷うこともありません。急な下りが続くと脚の筋肉と爪先が痛くなるのが辛い。

御小屋尾根。尾根の右側に見える沢が登りで使った南沢。沢の先に美濃戸が見える。

途中、水場に寄って水を補給。冷たくて大変美味しい。

植生が変わる尾根をどんどん下って行くと、山道の終点で先に下った息子がお出迎え。美濃戸別荘地の舗装路を美濃戸口バス停に向かう。14時、美濃戸口に到着。今回の山行も無事終了。

1日目の雨と霧、2日目の快晴と大変充実した山行でした。八ヶ岳は南アルプスや北アルプスと比較すると個々の山容がこぢんまりしていて山の深さは浅いが、登るのが楽しく得られる眺望など素晴らしいのでお薦めです。

足腰が思うようになる限り家族との山行は続けたいと思っていますが、今回は小学生の頃から共に山に登った息子が少しずつたくましい青年に成長する姿を身近に感じ、改めて人の一生の短さを感じました。28期同級生ともいつの日か八ヶ岳他ご一緒出来れば良いですね。

6 COMMENTS

鉄橋~💦

おおお~ 晴れた~👏
雄大ですね~😍 まさに雲のはるか上にいるんですね~🙌
でも、こう言う山の上の写真を見ると、いつも思います~
誰が、こんな重い鉄の橋を架けるの? 重い鎖や梯子まで~💦 ご苦労だったろうなぁ~と。しかし、山登りは良いですね~💖

投稿者

“鉄橋~💦”さん
2日目は幸いにも無事晴れました。
折角登ったので、雄大な景色を観られると嬉しいですね。
登山道、ハシゴ、鎖類の設置、整備は地元自治体だけではなく、ボランティア、山小屋、山岳会、登山用具メーカーなど色々あるようす。
結局は責任の所在が曖昧なので、当たり前ですが、登山者は自己責任で登山しなければならないようです。しかし、遭難の際はヘリ費用、消防団、警察の人件費などは税金である程度まで支払われます。
いつかご一緒する機会があったら無理のない登山をしましょう。(^^)

🙌🙌🙌

えええっ💦 エスコートされちゃいましたか?😆
近々、親族会議を招集して、「私の登山計画」を第一議題にあげてを話してみます~👍
っと言うか~ 是非ご一緒したいです~👌
楽しそうですね~ 思い出になりそう~😘 冥途のみやげにも…💦

投稿者

“鉄橋~💦”さん
来年になると思いますが、機会があったら是非ご一緒しましょう。
個人的には6時間登りの山道を歩ければある程度の山はどこでも登れると思います。
一日5時間ゆっくり登れるなら今回と同じ八ヶ岳をお奨めしたいですね。

次が楽しみ

晴れましたね。良かった〜🤩
清里へは何度も行きました。
清泉寮から見える『赤岳』格好いいな!いつもうっとり見ていました。
全幅の信頼を寄せている父と息子の登山記、微笑ましく懐かしく観ました。
親離れが始まって、反抗期に入った頃の生意気なうちの息子を思い出しながら…
投稿者さんはこれから息子さんの成長を見守りながら、楽しい経験が沢山待ってますね💞
なんだか親戚の伯母さんになった気分で、私も息子さんの成長が楽しみです。

投稿者

“次が楽しみ”さん
2日目は無事晴れました(^^)。
清里へは何度も行かれましたか。
実は赤岳へはGWに清里からも県界尾根経由で2年がかりで登頂しました。
1年目のGWは頂上を目の前にした最後のハシゴ手前10mに、滑落したら止まりそうもない急斜面に残雪がベッタリ残っていてアイゼン、ロープを持参していなかったので泣く泣く撤退しました。
次の年のGWに同じコースをアイゼン、ロープ、ピッケル、ハーネスと万全の装備で臨んだところ全く雪が無くあっけなく登頂となりました。

私は皆さんの子育てが終わった後にやって来た遅れてきた父親ですので、むしろ子育てが終わった”次が楽しみ”さん他の悠々自適な生活を羨ましいと思っています。
来年の夏は息子と槍穂かなと思っていますが、息子もこれから色々と難しくなってきそうですので付き合ってくれるかは微妙です。
いつか格好いい赤岳登りましょう(^^)。

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