春のうららかさを感じよう

지영이는 보았다 その11

홍はカウンター席でママの税金の相談に応じている。酒もすすんだ事もありチヨンはおっさんたちをオッパと、おっさんは彼女をミス박と呼びあっている。カラオケが一段落してそれぞれ席に戻ると、김がミス박のために小話をしてあげると言いだした。

全て下ネタ絡みの話だったが、チヨンは声をだして大笑いした。ラクダの話や乳搾りの話は傑作だがここには書けない。でもこの話は何とかイケそうだ。話上手な金はこんな小話も披露した。

アフリカ系アメリカ人の話。彼は貧しさのあまり犯罪に手を染め、検挙を逃れてルーツの地アフリカ大陸へ渡った。何のツテもなくマトモな身分証もないため、アフリカのその地でも生業を探せなかった。結局また犯罪者になってしまい官憲や土地のギャングから、逃げ回るしかなかった。

地理に疎い彼は遂には砂漠をさまようハメになる。果てしない砂地に酷暑と乾きのため、彼は死を迎えることになる。遠のく意識の中、神様が出現し彼にこうささやいた。「三つの願い事を言え、ならば生まれ変われる」と。

彼は言った。「水が欲しい。それから白い肌になりたい。そしてまだ体験がないので、常に女と接したい。」神様は消え意識も途切れた。

そして彼は生まれ変わった。女子トイレの便器として!

チヨンは「김오빠, 야하지만 짱!」と親指を立てる。로が「前に来た성남さんも下ネタ小話大好きなんだよね。」と笑う。チヨンはその名を聞いて何故か耳の辺りが火照る。トイレだと言いその場を離れた。そしてこっそりスマホの覗き見を起動させた。

♫남 모르는 들가에 남모르게 피는 꽃〜♪と歌が聞こえ、部屋の中の多分テレビ側を観ながら김が涙していた。北の映画のDVDでも観てるんだろうと合点がいく。

下ネタ好きだけど北の映画に感情移入し涙もする。訳がわからんおっさんたちだと思いながら席に戻った……

          続く

2 COMMENTS

인류학자

ラクダの話は、조선〇〇사時代、〇〇さんから聴きました。話自体よりも、〇〇さんの嬉しそうな顔がおもしろかった、懐かしいですね。でも記録として残しておきたいんですけど、人種差別が蔓延するアメリカでは、このジョークは受け入れられません。 I’m very uncomfortable.

コピペの子分

神様にお願いね~、今なら
https://youtu.be/r_VRSZupB8s
こっちにしておけば、ハッチャさんに叱られ無かったのにね❤️🤣
(本編と関係ないコメント、作者さん許してね😉ちゃんと毎回楽しみに見てます📱)

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