新暦と旧暦

今日１月２５日は旧正月。「旧正月（きゅうしょうがつ）」は「설날」と言います。「설날」は陰暦の1月1日の旧正月のことで、「新正（신정）」と区別して、「旧正（구정）」とも言われます。果たして旧暦って？ということで、新暦と旧暦について調べてみました。

新暦とは現在私たちが使っている太陽暦のこと。地球が太陽をひと回りする時間を１年としている暦です。これは古代エジプトで生まれたグレゴリオ暦。それに対して旧暦（陰暦）は月の満ち欠けを基準とする古代中国発祥の太陰太陽暦です。

新暦の１年が３６５日に対して旧暦の１年は３５４日。新暦より１１日少ないので、３年過ぎると約１か月のズレちゃいますね。新暦は太陽を基準にしているので、季節と時間のズレが少ない。しかし、月の満ち潮を取り入れていないので生物の成長や変化が分かりにくくなってしまいました。

日本で新暦が使われるようになったのは１９世紀後半、朝鮮半島も同じく１９世紀末に新暦に移行します。太陰太陽暦の元祖である中国は２０世紀初頭まで旧暦を使っていました。この時点で新しく使われる暦を新暦、それまで使っていた暦を旧暦（朝鮮半島や中国などでは陰暦）と呼ぶようになったわけです。

ただ、新暦も旧暦も季節とのズレがあるので、先人たちがいろいろと計算して一定の規則を設けました。それが、うるう年とうるう月。

新暦では４年に一度、年が３６６日になります。そう、それがうるう年。２月が２９日までになる。これは分かりますよね。旧暦では３年に一度うるう月というものがあって、１年が１３か月になるんです。ちなみに、うるう月の年にお墓を作ると良いと言われています。

もう何が何だかよく分からなくなってしまいましたが、とりあえず今日は旧正月。改めて新年明けましておめでとうですね。