バブル時代の不動産業⑤ フルフルシン

毎朝の営業車の清掃はそれはもう厳しかった。店長は「営業車は走る応接室だ」と言って土日の案内の日は特に念を入れて清掃した。車の中の密閉空間は営業マンとお客の大切な話し合いの場、だから車内も応接室のようにきれいにしろと。その毎日の掃除が身について今では俺も自家用車の清掃は念入りにしている。

新人の頃は〈案内の鉄則はフルフルシン〉と言われた。フルフルシンも不動産の隠語で〈中古→中古→新築〉の順番で案内しろという意味。また問い合わせの物件を案内して感度(これも隠語)が出なければ課長に報告し、どのように回わすか(これも隠語)を相談する。

同じ意味で〈回し→回し→本命〉などもある。物件を案内する時は〈焦るな、急ぐな、ゆっくり時間をかけろ〉〈お客様の感度が出るまで帰さない〉これが基本だった。

案内途中でお客様の反応に変化が表われると「お、感度出てるな~」となる。感度が出たら会社に即連絡。会社では感度が出た物件の資料を集め、お客様が会社に来るのを豪華な応接室で待ち構える。その後、お客様を課長にバトンタッチして説得に入る。こんな具合に営業マンは案内ボーイに徹するのである。

注:これはあくまで不動産隠語なので詳しく調べない。これ鉄則。

1 COMMENT

なんかこわい

隠語ありすぎ💦なんか・・・怖い🤣
テレクラさん、電話応対や愛車の清掃が身に付いたようで何よりでしたね⤴️🤣💔これからも鍛えた粘り強さ生かして頑張ってください✌️😊

現在コメントは受け付けておりません。