街ぶら探訪～山手線沿線⑪ 泉岳寺周辺を歩く―高輪ゲートウェイ

今日は今年で開業1年目の高輪ゲートウェイ駅に降りました。駅名の選定の過程が不透明だとか、建物のデザインなどでも物議を醸し出しました。

高輪ゲートウェイ駅

駅周辺はいまだ開発が続いています。

この駅は東京オリンピックの開催に合わせて去年開業しましたが、東京オリンピックは延期、そして新型コロナウイルスの影響で、去年の利用客は当初見込みの２割程度に低迷してます。

整備中の開発場所では明治に建設した貴重な鉄道施設が出土。工期が大幅に遅れる可能性もあり、苦戦が続いています。

泉岳寺

再開発が進む駅周辺を後にし、泉岳寺方向に歩を進めます。

泉岳寺は赤穂事件で有名な赤穂浪士が葬られていることで知られ、今でも多くの参拝客が訪れます。

毎年4月初旬と12月14日には義士祭が催されています。また境内には赤穂浪士ゆかりの品を所蔵している「赤穂義士記念館」があります。

坂道とお寺

メジャーどころの泉岳寺は有名ですが、この周辺にはゆうに20軒を超すお寺があります。調べてみたら1600年代半ばに、江戸城の拡張工事にともなって、八丁堀から多くのお寺が移転し、その結果この界隈が寺町となったようです。

寺に負けず劣らず多いのが坂。武蔵野台地の東の端に位置する港区は突起状の丘で形成されていて、23区でもっとも起伏が激しい区なんだそうです。小さな路地を歩くと、階段あり、坂ありで運動には良いかも。

緑の公園や大使館

「亀塚公園」に来ました。園内にはその名の通り「亀塚」が保存されています。

公園を抜けるとすリランカ大使館やウズベキスタン大使館なども…。

あっ、お団子屋さん発見！買って帰ろうっと。

おしゃれなデザインの駅と再開発中の駅の周辺、そしてお寺と坂が多い町。高輪ゲートウェイ周辺は無目的にブラブラすると、駅名の名称と周辺の景観にギャップを感じてしまいますね。