街ぶら探訪～山手線沿線㉚江戸の港町は今はお肉の市場―品川

今日は品川を散歩します。古くから東海道の宿場町、港町として栄えた品川。

近年は再開発が進み、街の様子も大きく様変わりした街を探索したいと思います。まずは高輪口を散歩します。

高山稲荷神社

駅の改札を出て高輪口の交差点を渡ると、すぐに有る小さな神社です。後ろは高輪プリンスホテル。鳥居の横には、年代物の狛犬があります。

とても小さな神社で、わざわざ観光しなくてもという感じです。写真を撮り、進路を南側にとります。

御殿山庭園

御殿山庭園にやって来ました。ここは江戸城に入る前の太田道灌が「御殿山城」を構えていた場所とされ、徳川家康が江戸城に入ってからは「品川御殿」と呼ばれました。歴代の将軍や幕府の重臣が訪れる場所となったそうです。

江戸時代の初期から桜の移植がはじまり、桜の名所として知られた存在になりました。

品川セントラルガーデン・杜の公園と汐の公園

様変わりした品川セントラルガーデンにやって来ました。品川駅東口地区の再開発によって南北に広がる広大な歩行者のための大空間の名称です。

品川セントラルガーデンは「汐の公園」と「杜の公園」から構成されています。開発にあたっては一体的に開発され、デザインやコンセプトなども統一されて設計、施工されています。

中央卸売市場 食肉市場

東京都に11か所ある中央卸売市場の中で、お肉だけを取り扱う市場です。取扱高は食肉市場としては全国一の規模です。主に牛と豚の枝肉や内臓等を生産する「と場」と、これらの製品を取引する「市場」の二つの部門から成り立っています。

ここは全国から国産の銘柄牛や銘柄豚が集まってきます。特に、牛については和牛を主体として、北関東や東北地方を中心に、鹿児島から北海道まで、多くの地域から生産者が丹精を込めた牛が搬送されてきます。関東地方の有名焼肉店もこの市場から直接仕入れている焼肉店御用達の市場ですね。

高浜運河緑地

品川駅港南口の東に位置する高浜運河には、水路に沿って「高浜運河沿緑地」が整備されています。

芝浦中央公園近くの浜路橋から、新港南橋、御楯橋を通って楽水橋までを周遊するように設けられた遊歩道で、全長は2キロメートル。歩行者道と自転車道が分かれているので、のびのび散策が楽しめます。

高輪森の公園

高輪森の公園は、江戸時代には薩摩藩島津家の下屋敷でした。園内には滝や流路などの庭園遺構が見られ、地形を巧みに用いた情趣ある庭園の面影を残しています。

現在は自然な地形を活かした公園として整備されていて、樹木に囲まれた都会のオアシスとも言える自然あふれる公園です。

頂上からは、100年くらい前には、品川の海を眺めることができていたのではないかと思われますが、今はすっかり森の中です。

食とくらしの小さな博物館・味の素食の文化センター

さて最後に「食とくらしの小さな博物館」と「食の文化ライブラリー」にやって来ました。

味の素グループが運営し、どなたでも無料で利用できます。時代ごとの世相や人々のくらしの雰囲気を楽しむことができる博物館です。

館内には、それぞれの時代を映し出すモノや写真、懐かしい食卓の風景をふり返りながら、味の素グループの歴史を彩ってきた商品、CMなどの広告物の数々や、アミノ酸をはじめとする最新の情報が紹介されていますよ。