突然の編集会議③

高麗神社は中止だ

イラスト「昼間っからのチューハイ、やっぱこういう時間はいいね～」
ライター「そうだよ。今は何でもZOOMばっかりだけど、定期的に会って話さなきゃダメだよ」
管理人「俺たち２人は会ってるよ。今日も朝の７時からだぜ」
ライター「えー、私も呼んでよ。でも朝７時は御免」
管理人「でもさー、６時４０分に会社いる？っていうメールはしないでね、さすがに家にいるよ」
イラスト「ごめん、ごめん」

管理人「ところでどうする？」
イラスト「何が？」
管理人「高麗神社」
ライター「まだ行く気でいたの？みんなとっくに忘れてるよ」
管理人「正式に中止とは言ってないからさ。新型コロナも収まったと思ったらまたぶり返して来てるし、いまさら初詣はないよね。今回は中止にしよう」
イラスト、ライター「了解」

新しい記事について

イラスト「この頃ブログで思うけど、食い物ネタが多いね」
ライター「どんなネタが欲しい？」
管理人「オレは投稿が欲しい」
ライター「ちがう、投稿のネタ」
イラスト「でもこの年になると〈食い物〉と〈健康〉はテッパンだな」
ライター「私は最初にやろうとした〈仕事の流儀〉を復活させたい。あと〈至福の瞬間〉」
管理人「何？それ」
ライター「私さ、温泉でも自宅のお風呂でも最初に湯船に入った〈は～〉っていう瞬間が至福の瞬間だって気づいたの。そんでみんなの至福の瞬間はどんな時かな～って思った」
管理人「そりゃ～〇〇の瞬間だろ」
ライター「アホ」

管理人「それを問うの？きっと記事は集まらないよ」
ライター「そうだよね。でも知りたい」
管理人「仕事の流儀はさ、俺もやりたいけどみんなに断られるのよ。人物を特定されるのが嫌みたい」
ライター「同級生じゃなくてもいいじゃん。〈誰々の仕事〉ってなると敬遠されるかもしんないけど、仕事自体を紹介するのはいいんでね？」
イラスト「例えば〈〇〇屋ではこんなこともやるんだよ〉とか。実は俺も書こうかと思ったんだ」
管理人「書いてよ」
イラスト「でも俺がやっている仕事なんか平凡だし、記事にならないかなって…アングラな仕事だからさ、業界的にどこまで許されるかもわからない。用心しないと会社が危ない目に遭うかもしれないしさ。ライターさん、書きなよ」
ライター「私の仕事は、私しかやってないからすぐバレる」
管理人「バレてもいいじゃん。何でもいいのよ、ありの〜ままで〜♪」
ライター「またその話？ヤーダ」

なんでも出そうよ

管理人「仕事に限らず生活でも何でもいいのよ。写真だけ送ってきてもいいし。文章はこっちで書けばいいんだから」
イラスト「投稿者がバレないように〈男言葉、女言葉〉に替えて出すこともあるよね。俺、それですっかりだまされた」
管理人「投稿者への思いやりよ」
ライター「思いやりはどっちがあるの？」
イラスト「それは俺のほうがあるに決まってるじゃん。管理人は結構シビアだから」
ライター「そうね。無情」
イラスト「でも管理人をかばうわけじゃないけど、彼の決断力は結構リスペクトしてるのよ」
管理人「間違えてもいいから白黒をはっきりつけたいだけだよ。多分仕事柄もあるだんろうけど。決めたら間違ってると気づいても突き進むしかない」

ライター「気づいたらリセットすればいいじゃん」
管理人「それが出来ないのよ」
イラスト「そういうところは見習わなきゃと思ってる。といいながら俺はマイペースでやってるけど」
管理人「言ってもすぐやってくれないのよイラストさんは。自分が納得しないと動かない」
イラスト「人ってそれぞれ違うから、他人にあれこれ言いたくないし、言われたくもない。他人を尊重したいわけよ」
管理人「それが思いやりなのかな。結構俺は自分勝手なことはいうけど、人の気持ちは汲んでるよ」
イラスト「記事もさ、文章が気になったら管理人は〈直しちゃえ〉っていうんだけどさ、俺はそれもどうなのかなって悩んじゃう」

管理人「それは編集部の権限でしょ」
イラスト「本人の気持ちもあるからさ」
ライター「本人の許可をもらって直すのはいいと思うよ。結果的には本人のためになるんだし」
イラスト「まあ、読んでくれる読者がどう思うかだよね。正直な話、未完成でもなんでもいいのよ。俺は出せばいいって感じ」
管理人「ブログは一方通行だけどそれもいいと思う。ＳＮＳは発信元が誰とか、脱退したのが誰とか分かるけど、ブログはそれが見えないじゃん。だからいいのかも」