【思い出】焼肉屋で働くおばあちゃん店員

自宅の近所に昔ながらの大型の焼肉屋がある。店名はあえて明かさないが「焼肉〇門」。私が子供のころから営業しているので、50～60年、いやぁそれ以上かもしれない。

昔はお相撲さんも大勢駆け付け、お店の前で大鵬と握手した記憶もある🍲😁　28の同期も食べに行ったことがある人も大勢いると思う。

店内にトイレは無く、店の裏側に大きな共同トイレがある。ここの焼肉屋は１階は20名以上は座れて、２階は座敷で、ゆうに40名は座れるほど広い。

若い頃は頻繁に食べに行っていたが、近所にも小綺麗で美味しい焼肉店が軒並み開店するにつけ、足が遠のいていた。

そんなある日、後輩たちと久しぶりに、その焼肉屋の２階で、15名ほどで宴会をすることになった。時間帯もあって、他のお客さんは居ず、我々の団体だけで２階を占領することになった。このお店は、経営者の方針なのかホールの店員は、ほぼ70歳過ぎの高齢な女性店員が働いている。

２階の我々に注文を取りに来た店員も高齢で、足が痛むのか？しゃがみながら膝をついて注文を取る姿勢が出来ず、立ったままか、もしくは片足を投げ出すようにべたっと座り込んで注文を取る。

そして立ち上がる際は、隣のテーブルに「よっこらしょっ！」と体重をかけてやっと立ち上がる。初めは高齢なのに頑張っているなぁ～と感心した気持ちで接していたのだが、次第にその老女性店員の言葉や態度が、横柄なのが分かった💦

ビールのジョッキも、ガタンと乱暴に置き、肉の皿も、適当にその辺において行ってしまう。「やれやれ、足が多少不自由なので仕方ないな」と、足をかばいながら戻っていく後ろ姿を見ていた。するとお皿やジョッキーを下げキッチンのシンクに入れながら、ガッシャ～んと大きな音がした。

心配して店員のおばあちゃんを見ると、女性店員は、階段の下の方へ向かって「お客さん～困りますよ～！！！」と叫ぶ😬

えっ💦あの叫びはなんなんだ～😟。

お酒も入って宴会も盛り上がっていたので、それほど気にしていなかったが、しばらくすると、また下げたお皿がガッシャーんと鳴る。すると階下に向かって「またお客さん～ダメですよ～！！」と叫ぶ。

すると、後輩の一人が老店員をしばらく観察していたらしく、自分の不手際で大きな音が出てしまったのを、お客さんのせいにして階下に向かって叫んでいるのだと教えてくれた。そして、何気にお皿を下げに来た老店員を、皆で注目していると、シンクにお皿を降ろしながら、ガッシャーんと鳴る。

すると「お客さん～またやった～！」と叫ぶ😬

ご自分が不自由で手際が悪いのはしょうがないにしても、それを大声でお客さんのせいにするのはどうかと思いますがね～😟

まあ、とりあえずは、頑張ってください。

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