初夏のうららかさを感じよう

【散歩】紅葉の井の頭公園と雑木林に囲まれた彫刻園

よく晴れた日曜。井の頭公園へ散歩に行った。日曜日の午前中にも関わらず、すでに多くの地元民や観光客で賑わっている。

しばし公園内を散歩し、今日のお目当ての井の頭自然文化園へと足を伸ばす。

以前ブログでも紹介されていましたが、彫刻家・北村西望の作品と彫刻園を観に行くのが今日の目的だ。

正直ブログで紹介されたので、一度はこの目で観てみようと思った。そして見逃していた野外展示物を見るのが目的であったが、野外に展示されている作品だけでも30を超える作品が公園内に点在している。その数と大きさに圧倒されながら、北村西望の彫刻園へと向かう。 

公園内には平和記念像を中心に、北村西望が戦後から102歳で没するまでの作品を展示した彫刻館A館、西望が彫刻家を目指し、その才能を開花させた戦後の年までに制作した作品が展示してある彫刻館B館、そして石膏を直付けして作った工程や遺品が展示してあるアトリエ館の3館に構成されている。まずは館内の大きさに驚いた。

そして彫刻館を入るやいなや、目に迫ってくる長崎の平和祈念像の原型だ。アトリエの高さ ギリギリの9.4mの高さがある。自身が考案した、石膏直付け方法を用いて制作をしたそうだ。写真はそこそこの大きさに見えると思うが、実際は扉を開けた瞬間に現れる巨大な祈念像に「うわっ!」と声が出そうになった。

西望は長崎市の依頼を受け平和祈念像を制作するため、東京都の承諾を得て、井の頭自然文化園内にアトリエを建てた。その後、多くの作品が東京都に寄贈され、1958年には一般公開されました。 

しかし祈念像の制作中には、日本中から様々な誹謗中傷や迫害や脅迫があったそうで、途中からは長崎市から製作予算を打ち切られる心配もあったという。しかし西望は「孫子の代までかけても完成させたい」という強い思いから、鋳造費用を親子三代で支払うことを考え、本来25個でよい鋳造ブロックを104個に分けたそうだ。

動物園の中にこんなすごいアトリエがあるのにびっくりする。 四季折々に変化する武蔵野の雑木林を背景に、自然と一体になった北村西望の芸術作品をゆったりと鑑賞できる場所だ。 是非、時間があったら行ってみてくれ。

3 COMMENTS

反対する気持ちもわかる💦

気持ち良さそうな気候ですね~💕
お一人で出かけたんですか? いいなぁ~
でも、この大きな平和祈念像は、立派だけど腕が重すぎて、ワイヤーで支えてるんですね
しかも、モデルは外人さん? もしかして、憎っくきアメリカ人じゃないですよね?💦

日本でよかったね

まあ、軍国主義の片棒を担いだといわれても致し方ないよなあ。
朝鮮では親日派、反逆者とひどい仕打ちを受けたでしょう。ある面、日本だからよかったのかも知れません。朝鮮や韓国だと、過去の作品も破壊されてしまったのではないかと思います。

紅葉真っ盛り

今日、吉祥寺に行く用事があるので行ってみます。

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