初夏のうららかさを感じよう

【投稿】指導者の引き際

アメリカのバイデン大統領が4月下旬に、2024年の大統領選挙への出馬を表明した。次の任期まで全うすると、バイデンは86歳になり、さすがに高齢すぎると批判があるが、本人は意気軒昂のようだ。

その相手と目されるトランプ前大統領も現在77歳だ。バイデンには認知症疑惑があり、トランプに至っては、大統領時代の身内から「バカ」と評される始末。このまま高齢者対決になると、ボケ老人が米大統領になりかねない。

対する中国の習近平さんも、せっかくあった引退年齢の慣例を無視し、任期制限を撤廃して終身主席をやるようで、かつての毛沢東のような独裁者になるのではないだろうか。世界の運命を握る超大国のトップがこんな有様では、世界の未来は危険この上ない。

しかしこんな例は、大小問わずあちこちにある。もちろん「 まだまだやれる」と考えるお年寄りにも理屈があると思う。「若い者は頼りない」とか「やれるのは自分しかいないのだ」と。

これは会社でもそうだ。後継者がいないこと自体、組織の恥でありトップの失敗ではなかろうか。仕事を任せられないので自分がやるしかないと繋げてしまうのは、トップが衰えて判断が狂った証拠ではないだろうか。もし本当にそうしたリーダーに頼りつづけなければ統制がつかないというなら、その組織はすでに破綻している。

どこかの宗教団体とか有名な新聞社とか、生死も定かでない超高齢者のカリスマに頼っている姿は本当に哀れでならない。

でも実際には「下の者」もやればできるのだ。「偉大な人」「 偉い人」「業績があった人」ほど、組織のお荷物になると、その対応にまわりは困るのだ。

今は大丈夫と思っていても、高齢者はある時に急に衰えるものである。そして衰えることを自覚しないこともあるので、「今が大丈夫だからこの先も大丈夫」という理屈は成り立たない。レーガン元大統領やサッチャー元首相も、晩年はアルツハイマーになった。 これは恥でも何でもないし、それまでの能力や業績とは無関係だ。

そう考えると、自覚のない高齢者に対しては、身内で容赦なく引退の勧告を宣言してあげるのも、一つの手ではないだろうか。 総連の組織もご高齢な議長が居座っていては、その下の人間は委縮してしまってバリバリと仕事ができないだろうと思うのだが。

そして海の向こうの北朝鮮の最高指導者・金正恩総書記。 30代で高齢者とは無縁であるが、140kgを超えると推定される体重と不摂生な生活は、常に健康状態に不安が付きまとう。

近頃の映像を見ると、目上の党幹部や地方の責任者を叱責したり、国内で禁煙キャンペーンを行なっているさなかにもかかわらず、至るところでタバコを吸う映像をみると、アンデルセン童話の「裸の王様」を思い出してしまう。

自覚無き指導者に対して、耳の痛いことや、注意や叱責などができない体制にも問題だが、まずはダイエットと禁煙に励んでもらおうではないか。

このブログの記事も、金正恩総書記が見てくれればありがたいんだが、面と向かって言ったら、俺はもうこの世にはいないだろうな…(笑)

1 COMMENT

頭が腐ると、全身が腐っちゃう😰

分かる〜わかる〜😓
これは、トップの問題もさることながら、周りのブレーンの問題も大きいと思う💦トップが変われば自分の首が飛ぶ危険に感じて、イェスマンに徹するんだろうね😰

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