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【健康】膵臓がんになると現れる症状や原因

膵臓がんはがんの中でも初期症状が少なく、難治性であるといわれているがんのひとつ。そのため早期発見や、がんになりやすく、生活習慣の改善が求められるともいえます。

そこで今回は膵臓がんの症状や原因・膵臓がんになりやすい人・ステージや治療法について考えてみようと思います。

膵臓がんはどのような病気?

膵臓とは胃の後ろ側にある細長い臓器で、十二指腸に囲まれています。膵臓には食物の消化を助ける膵液を作って分泌することと、血糖値の調節をするホルモンを作って分泌をするという2つの役割があります。

膵臓には消化酵素(アミラーゼ・トリプシン・リパーゼ)を分泌する外分泌腺とホルモン(インスリンなど)を分泌する内分泌腺があり、それらの分泌液が通る膵管という細長い管が膵臓の全体に網目状に存在しているのが特徴です。膵臓がんはその名のとおり膵臓にできるがんのことで、大半は膵管の細胞から発生します。

膵臓がんは進行するにつれて腹痛・食欲不振・お腹が張っているような感覚・黄疸・腰や背中の痛みが発生し、さらには急な糖尿病の発症や悪化が見られることもあります。特に上腹部痛は最も多くみられる症状で、食事をするかどうかにかかわらず夜中であっても強い痛みが続くことがあります。

どのような人が膵臓がんになりやすい?

はっきりとした発症のメカニズムは、現段階では解明されていません。ただし、特定の遺伝子の変異が膵臓がんを発症することに関わっていることがわかっています。遺伝が一つの要因であるともいえるでしょう。

胆石症・糖尿病・慢性膵炎にかかっている場合、また喫煙・飲酒・肥満などが膵臓がんの発生リスクを高めることが研究においてわかっています。

膵臓がんは50歳から70歳、特に60歳以降に発生しやすいといえるがんです。男女比ではわずかに男性が多く、約40人に1人が生涯で膵臓がんにかかるといわれています。

特に家族性膵臓がんといって、家系に膵臓がんになった人がいる場合には、膵臓がんの発症リスクは4.5~32倍とかなり高い数字が報告されています。また遺伝性の膵炎・糖尿病・慢性膵炎を患っている患者さんも膵臓がんの発生リスクが高いです。

膵臓がんのステージごとの生存率

膵臓がんの患者さん全体の5年生存率は女性で8.1%、男性では8.9%と全がんの中で生存率が最も低いがんであるといわれています。

ステージⅠ期の5年生存率は49.5~54.1%・ステージⅡ期では21.9%~23.8%・ステージⅢ期では6.0~7.7%・ステージⅣ期では1.2~1.6%と、ステージが上がるごとに生存率が格段に下がります。

膵臓がんで手術を受けた場合、術後5年間は経過観察と定期検査が必要です。術後2年間は3~6ヶ月おき、その後は6~12ヶ月おきに受診し黄疸の有無・肝機能の変化・腫瘍マーカーや腹部エコーなどの検査が必要になります。

膵臓がんを予防する方法

膵臓がん予防には喫煙や過度の飲酒を避けること・バランスの良い食生活と適切な運動をして適正な体型を保つことが効果的であるとされています。

生活習慣の危険因子にはコーヒーの多飲や肉食傾向も含まれていますので、食生活をはじめとした生活習慣の改善が膵臓がんのリスクを防ぐ方法であるといえます。

終わりに

膵臓がんは初期症状が見られないため、発見が遅れることが多いがんです。

自分の家系に膵臓がんを発症した人がいる場合や、自身が慢性膵炎・糖尿病などの持病を抱えている場合は定期的に膵臓がんの検診を受けるようにすると良いでしょう。

2 COMMENTS

えっ。

❗❗❗
すい臓ガンは遺伝する⁉️コーヒー好きだし肉好きだし、アボジはすい臓ガンで亡くなったし❗ガン家系だとは認識していたけど、まさかすい臓ガンが遺伝するとは‼️
すぐに姉妹に知らせます。そして自分も気にすることにします。

怖すぎっ💦

サイレント臓器って聞いたことある~👂 知らない内にどんどん進行しちゃう~と💦
一番怖いよね~💦
でも、遺伝の要素が強いんですか? ならば宿命なのかな?💦 悲しぃぃ~

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