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【スマホ小説】ボス 33

「少し良いですか?」とボスは食後のコーヒーを飲んでる2人に話しかけた。「はい…」2人は何事かとボスの顔を見た。

「今までの経緯は聞きました。ハヌルさんは本当に大変だったと思うし、チさんも気苦労が大きかったと思います。ただ、今大切なのは、現場復帰よりもハヌルさんの気持ちがどうなのか?と言う事だと思います。

部外者である私が言う事ではないと思いもしましたが…今戻っても状況は変わらないし、また苦しい立場には変わりはありません。その中で果たしてハヌルさんが持ち堪えられるのか…また、もっと大きな傷を受けるんじゃないか…それがとても心配です」とボスは淡々と話した。

そして「人は弱いものです。もちろん強い気持ちで頑張る事は悪い事ではありません。ただ、苦しい時、辛い時は弱さを出して甘えても良いと思いますよ、ハヌルさん…」と言ってボスは口をつぐんだ。

チはボスの話を聞いて、フーッと一息付いて「確かにボス氏の言う通りね」と言うとハヌルを見て「ヒャン、どうなの?耐えてそれでも耐えてやって行ける自信はあるの?」と言った。

ハヌルはチ、ボスそしてオギの顔を見て言った。「やるわよ。負けないわ、絶対に」としっかりした口調で言った。まるで決意表明の様に…

「ふ〜ん、そんな話があったのね。で、韓国に戻ったハヌルさんは立ち直れたの?」と路子がスジンに聞いた。スジンはフーとタバコの煙を吐きながら「うん、何とか立ち直れたんだけどね…」と意味深な表情をした。

「あ…このお店…ファラン…」と母親の春江が驚いた。「思い出した…当時韓国の雑誌やテレビで何度も紹介されましたよね。韓国から若い子が沢山来て有名になったんですよね」春江は当時を思い出しながら、また得意げに話した。

「そう言えば表の看板…見覚えがあります。わぁ、偶然にしてもなんてラッキーな偶然かしら」春江は一人盛り上がった。

「そうだよね〜あの時は店に入るのも大変だった…」とスジンも当時を思い出して合槌を打った。

続く

1 COMMENT

チャンジャ&チーズ

かっこいい~ボス👍 良いこと言うね~ボス👍
でも、本音は~「芸能界辞めて、私とお付き合いしませんか?」じゃないの?
私なら~ そう言っちゃうかも~😢 こんなチャンス二度とないもの~💦
で、なぜファランが流行りだしたのかな~? ハヌルの仕業かな?
んで? んで? それから? それから?

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