春のうららかさを感じよう

【投稿】冷麺の思い出

夏の暑い日にぴったりな料理といえば冷たい麺料理だ。冷たい麺料理といえばうどんやそうめん、お蕎麦もあるが、キンキンに冷えたスープと一緒に味わう冷麺は、アレンジが豊富で自宅で簡単に作ることが可能だ。

子供の頃に朝鮮市場で売っていた冷麺は、カチカチの乾麵で、スープは各家庭で自前で作ったものだが、今は冷蔵技術の発達により、いろんな種類の冷麺やスープが、店頭に増えて来た。

今の冷麺は常温でも保存可能で、賞味期限も長くなった。具材は肉をメインにしたものや、海鮮や野菜など、具材によって表情が変わり、スープの味付けも色々楽しめる。インパクトのあるちょっと変わったレシピもできるので、この夏の暑い日にアレンジの料理を考えるのも冷麺の魅力と言える。

もうだいぶ昔のことになるが、短期訪問団の一員として北朝鮮を訪問して食べた「玉流館」の冷麺が、大変美味しかったことを思い出した。国際的にも「玉流館」は外交の場としても有名で、同国を代表する規模と格式を持った名店とされている。

一般市民の順番を待つ大勢の行列の中、私たちは並ばずに大きな部屋に案内された。冷麺の色は黒く、そば粉、トウモロコシ、ジャガイモ、緑豆、小麦などが配合されているとのことだった。キムチとゆで卵、シイタケなどが載せられていて、辛みと酸味の効いたスープを箸で混ぜながら食べた。

順番を待つ大行列の中、並ばずに食べられる私たちは幸せだったろうか。並んでいた人にすまない気持ちは、今でも湧いてくる。

先日の22日。高麗航空の旅客機が中国の北京を往復して、2020年1月の新型コロナウイルスの流行で中断された平壌~北京路線を3年7カ月ぶりに再開したというニュースを聞いた。ロシア国営タス通信も25日に高麗航空が平壌~ウラジオストク便を3年5カ月ぶりに再開すると報道していた。

そろそろ北朝鮮も国外からの観光客や祖国訪問団を受け入れるのだろうか。

訪問団や観光客の食事のコースに組み込まれる「玉流館」の冷麺をもう一度食べてはみたいが、もう食べる機会は二度とないだろう。

2 COMMENTS

いつ行けるのかな?

やはり現地で食べた冷麺やお粥の味が思い出されます👀💕
乾いたミョンテをさいて、お酢とマスタードを付けて焼酎を飲んだ思い出もあります👀
金剛山のふもとで拾った松茸を、生で食べた思い出もあります💕
あああ~ また行きたいなぁ~

行ったこと無い🇰🇵

体制が変われば行きやすくなるかも知れない。その時に足腰がしっかりしていれば行けるかも。それとも行きたく無いのかな?なんにせよ冷麺美味しいよね🤭

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