今年97歳になるアボジと、89歳になったオモニの話だ。この歳まで夫婦仲良く、健やかに暮らしているアボジとオモニに感謝しつつ、ちょっとこの頃あった出来事を書いてみようと思う。
この頃はアボジ・オモニが住む実家に行くと、おしっこの匂いが部屋中を漂っている。
特にトイレに入ると小便の匂いが立ち込めている。もう足腰が弱っているアボジがトイレに行く際に、立って小便をするので、便器から小便がはねて壁に染みついて臭うのだ。
オモニに聞いてみる。「ちょっとお部屋がおしっこ臭いんじゃない?」「そうなのよ、でもアボジに言っても座っておしっこしてくれないのよ」。
人間だれしも訪れる老いという現象は、別に恥ずかしい事ではないのに、96歳を越えた今でも、座って小便をする事は、男のプライドが許さないらしい。またキレも悪くなるので、時々下着も濡らすのだ。今は良い大人用の紙オムツもあるので、それを常備しているのだが、一向に履こうともしない(笑)。
実家には週に一度、ヘルパーさんがお手伝いに来るが、これまたオモニも女のプライドなのか、トイレ掃除だけは頑なに拒否するらしい。むかしの人なので変に自分の家の恥になることを隠したがるのだ。
つい先日も、食事中にオモニが突然席立ったので、何故席を立ったのか尋ねてみたら、「オナラが出そうだったので、となりの部屋でしてきた」のだそうだ。この歳までオナラの音が恥ずかしいからと、席を外すオモニに、俺は正直驚いた。アボジの前では結婚して今まで一度もオナラをしたことがないそうだ。
私は、分担して家事・洗濯・掃除することが多くなり、自宅では座って用を足すことに慣れてしまった。男のプライドを捨てて、もう何年になるのだろうか。
最近は、女房がかます屁の音にも反応しなくなった俺。
少しばかり、アボジのプライドを見習おうかと考えている。
わぁ~大変ですね~👀
でも、いくつになってもプライドは大切だと思います👍
立ちションやオナラに限らず、高齢になってもプライドを持ち続けることは大切なような気がします。プライド=自分の尊厳~のようで、これをあきらめると、ガタガタと老いていくような気がします💦 家族は大変かと思いますが、暖かく理解していただければと、
97歳の御年になるまで立っておしっこすることにこだわるアボジを尊敬します。
また、89歳になってもオナラをしないオモニに感動すら覚えます(笑)
プライドの話しは置いといて、
高齢のご両親が自力で生活されている事に、なんて恵まれた家族なんだろうとそこに関心が行きます。
これからもなるべく健康に過ごされる事を願ってやみません。