春のうららかさを感じよう

【学校だより】彼らの目に映ったものはー東京第6幼初級

去る11月16日から11月30日の2週間にかけて、大東文化大学文学部-教育学科3年生の3名が、本校にて社会教育実習を行いました。

前例がない朝鮮学校での社会教育実習でした。

在日の民族教育と日本の教育の未来を共に発展させるべく企画された、今回の異例とも奇抜とも斬新とも言える社会教育実習でした。

3名とも、日本生まれの日本育ち。生粋な日本人学生です。

実習生たちは、ウリハッキョの存在は知ってはいましたが、どんな学校でどんな子供たちが通っているのかもほとんど知らず、とりわけ言葉の壁もある朝鮮学校で、初めての教員活動という事で緊張感はMAXに達していました。

しかもマスコミによる昨今の緊迫した情勢。

実習生たちはルーツも異なるウリハッセン達に「ソンセンニム」と呼ばれながら、お昼には教室で昼食をとり、休み時間には一緒に遊びながら、互いの距離をどんどん縮め、気づいたら初期の緊張が嘘のように、ウリ学生達とたくさん打ち解けていきました。

地域同胞が経営する焼肉屋さんでごちそうになり、学校を共に守っている保護者や理事からの貴重なお話も聞き、視野を広める事もできました。

実習生たちはこの間、授業や学生指導を積極的に行いました。

授業の準備過程でたくさんの指導を受けながら、学生たちの水準に合わせた、楽しく学べる授業を心掛けて、熱心に準備をしました。

初めての45分間の授業、学生達の前で実際に授業をするので、とても緊張していましたが、回数を重ねるごとに堂々と一人一人の顔を見ながら、余裕を持って授業を行えるようになり、生活指導にも一緒に参加、現場の教員さながらの姿が垣間見えました。

実習期間ウリハッセン達は、実習生たちに競うようにウリマルを教え、普段触れることのない、コマや百人一首などの日本の遊びを実習生から教わり、異文化交流の貴重な体験もできました。

今でも四年生の教室では、コマ回しが流行っているほどです。

共に絆を深めた二週間はあっという間に過ぎ、最後の歓送会では涙の中、お別れを惜しみました。

今回、社会教育実習に参加した3名の実習生たちは、口をそろえて「ウリハッキョで学んだことをこれからの大学生活に活かし、立派な教員になれるよう頑張ります!」と目をキラキラ輝かせながら決意を述べてました。

3名の大学生にとっても、また第6学校学生・教職員にとっても貴重な体験の2週間となりました。朝鮮学校を実習先に選んでくれた3名の若者に敬意を表しながら、心よりエールを送ります。

5 COMMENTS

第6だけ???

こういう試みも良いですね~😍
お互いに新鮮で、いっぱい刺激を受けるんだろうね~👍
良い先生になってもらいたいし~ 目標をもってすくすくと育って欲しいなぁぁ🙌

豊かな感受性

これは良い試みだね。感受性が豊かになるね。先生も子供も…
朝大の学生も日本の学校に実習行ったら?

なにー❗😢

大東文化大学❗良い学校だ❗涙でた。
日本人の教師がウリハッキョで教え、在日の朝大卒業生が日本学校で教鞭をとる。そんな日がくるかもね。
とにかく良い話し‼️

蝉しぐれ

こんな日が来るなんて…
大東文化大の学生が우리학교 で실습선생님 になるなんて…⁉️
これからも続くと良いな❣️

箱根駅伝🏃

大東文化大学、お正月の箱根駅伝に出場します。応援する❗頑張れ~🏃

現在コメントは受け付けておりません。